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こーじさんは一見チャラそうに見えても、ほんとは真面目だし面倒見よくて優しい。
考えれば考えるほど、なんで私なんて好きになってくれたのかなって不安になる。
｢信用してもらってないような気がするし｣
次々に不安を吐き出していく。
ラウが黙って聞いててくれるもんだから、ラウの表情が曇っていくのにも気づかなかった。
｢ラウ？｣
｢えっ、あ。あのさぁ、ひとつだけいい？｣
頷くと、躊躇いがちに聞かれる。
｢その人と出会ってどんくらい？｣
｢えっと、五ヶ月くらいかな｣
｢じゃあ仕方ないんじゃないの｣
仕方ない？
意味がわからず首を傾げた。
｢たった五ヶ月、しかも付き合ったのは最近？ じゃあまだ知らねえことの方が多いって。Aが相手を知らねえなら、相手だって知らないよね。
付き合う前と後でも違うことだってあるし、たったそれだけの期間で悩む問題でもねえと思うけど｣
私が知らないなら、相手も知らない。
そっか……こーじさんも、なんだ。
｢嫌なとこも良いとこもこれから知ればいいじゃん。それからでも悩むのは遅くないと思うし。その時悩んだら、また聞いてやるから｣
｢うん……ありがとう｣
こーじさんが言った｢意味わかんらん｣って、私と同じ気持ちだったのかもしれない。
私がこーじさんに感じる苛立ちや不安、こーじさんだって感じてるのかもしれない。
そう思ったら、こーじさんに謝りたいって気持ちが溢れてくる。
立ち上がろうとして砂に足を取られた。
ヤバッ…転ぶっ！
ダメだと思って覚悟した時｢Aっ！｣、腕を引れ倒れずにすんだ。
身体を打ちつけずにすんだのはラウが助けてくれたおかげで、｢ありがと…｣とお礼を言う。
「あっぶなー」
ラウの顔がすぐ側にあってドキッとした。
一向に退いてくれないラウに不安になって、苦しそうに眉を寄せているのも気になって、
｢ラウ？｣
｢A、あのさ、俺｣
｢なにやっとんねん…｣
怒気のこもった低い声にラウだけじゃなく私もビクッと跳ね上がる。
｢こーじさん…｣
目の前にいたはずのラウが忽然といなくなったかと思うと、こーじさんに押し飛ばされたラウは砂の上で蹲ってる。
｢あっ……｣
｢なにやっとんじゃワレは｣
｢…はっ？ あんたこそなに？｣
私の前に立ちラウを見下ろすこーじさん、こんなに怖い顔を見たことない。
｢お前の質問に答える理由はないわ、俺の質問に答えんかい｣
｢こーじさんっ…駄目！｣
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ゆきんこ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます😌 そう言ってもらえると良かったです😊 (2022年4月8日 19時) (
レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - 社会人×学生、キュンキュンしました！🧡らしさがすごく良くでてましたね！ (2022年4月8日 19時) (レス) id: 889c8d30f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さん!!最後まで読んでくださりありがとうございます😌彼でお話しなかなか書けないのでリメイクといえど書けて良かったです😆ありがとうございました😊 (2022年4月2日 8時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 完結おめでとうございますっ！もうこの🧡さん好きです！リメイク、🧡さんにしてくれてありがとうございます！キュンキュンしました☺️ (2022年4月1日 12時) (レス) @page45 id: fb4296a570 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ayaさん» ayaさん！コメントありがとうございます😊 🧡くんらしいと言ってもらえて嬉しいです！良かったぁ。年上さんとの恋憧れますよねぇ😌 (2022年3月30日 20時) (レス) id: f3f7d31748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2022年3月22日 16時
