4小節目(緊張と会話) ページ6
【7月末】
今日は、運命の日
そう、それは
「第58回吹奏楽コンクール」
これは、吹奏楽部の部員にとって
1年で1番大切な日
これで、3年生の先輩方は仮引退
(だから……恋どころじゃない!)
(恋も必死だけど……
やっぱり部活優先かなぁ)
電車に乗りながらそんなことを思う
海「あのさぁ、
ポケットの中に糸入ってた!笑」
ふと、海花先輩が話し始めた
海花先輩は同じ楽器の3年生で
パートの中で一番うまい
もちろん、彼氏はいる
(羨ましい……私も彼氏ほしい……)
瑠「えぇ〜!
先輩、糸入れてたんですかー?」
話にのっているのは2年の瑠奈先輩
トランペットを吹いている可愛い先輩
(可愛すぎて言葉にならないよぉ……)
瑠「莉実ちゃん、海花先輩おかしいよな!」
瑠奈先輩が話しかけてくれた
とても嬉しくて、私も参加する
莉「そうですかねー?
私もたまに入ってますよー!」
海「やんなー!
ほーら、瑠奈ちゃんがおかしい!」
瑠「おかしくありませんよー!」
(良かったぁ……馴染めた……!)
私は一安心した
先輩と話すのはやっぱり緊張する
海「やっぱ莉実ちゃんしっかりしてる!」
瑠奈先輩が言う
それに続き海花先輩も
海「部長なれるんじゃない??」
瑠「ですよねー!私もそう思います!」
『部長』
これは、私の1つの夢
憧れるじゃん?誰だって
今の部長「美砂先輩」はかっこいい
しっかりしていてまとめてくれる
私はそんな美砂先輩に憧れている
「部長になりたいです!」
なんて言えない……
莉「そ、そうですかね〜?」
とぼけておいた
瑠「うんうん!なれるよ!」
莉「ありがとうございます……」
そこで話は途切れた
駅に付き、いよいよ始まる
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作者名:恋みか | 作成日時:2020年6月27日 14時