3小節目(何気ない質問) ページ5
次の日、
昨日の出来事が気になって
同じクラスの男子に
直接聞いてみることにした
莉「ねぇねぇ、
昨日のアレはなんだったの?」
すると、その男子は少し笑った
(……ん?なんで笑うの?)
私はそう思いながら男子の答えを待つ
男子「それは、えっと、その……」
莉「その……何?」
男子は言いにくそうだった
次の言葉に私は驚いた
男子「裕の恋愛の話」
莉「裕、好きな人いるんだ!誰?」
男子「それは言わない!」
莉「えぇ〜じゃあ、誰に関わる話?」
男子「えっと、莉実に関わる話……」
(え?私に関わる……?)
私は頭が真っ白になった
莉「あ、わかった!
私の友達を好きとか?」
男子「ううん、違う」
莉「えっと、
私の友達が裕のこと好きとか?」
男子「違う違う」
莉「わかんない……教えてよー」
男子「教えなーい」
いくら聞いても教えてくれなかった
でも、気になって気になって
考え続けた
(友達じゃないなら……)
…
…
…
(あ、分かっちゃった……!)
(もしかしたら、私のこと……?)
もしかしたら違うかもしれないし
そうかもしれない
どっちか分からないけど、
私は少しドキッとしてしまった
ここで私は『彼』に
恋心を抱いてしまった
この何気ない質問から
『恋』が始まったのだ……
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作者名:恋みか | 作成日時:2020年6月27日 14時