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真っ白なテーブルの向かい側。
椅子の上に胡坐をかいたカズは
眠そうな顔であくびと共にタバコの煙を吐いた。
「カズ、ほんっとうに食べないの？」
しっとりとぬれたままの髪を耳にかけながら
ローブの前を抑えてプチトマトを口に入れる。
用意された朝食にカズは手も付けずタバコだけ。
綺麗にかわいらしく盛りつけられたそれを
さっきから私一人がもぐもぐほおばっていた。
和「お前が食ってるの見てるだけで腹いっぱい」
「でも本当に美味しいよ？フレンチトーストふわっふわだし」
和「んじゃやるから、食っていいよ」
「ねぇ。約束したじゃない。朝ご飯は食べるようにするって」
和「食えねぇ日だってあんのー。大体ね、俺は昨日の夜
お前をありったけ食っ・・・」
「あーーーっばばばばば！！」
和「・・・それ、なに」
「朝からそういうこといわないっ//」
和「お前だって俺のこと食っておきながらよぐっ・・・ぶふっ・」
フォークにさした苺を、身を乗り出してその口に押し込む。
むせながら飲み込むカズを睨みつけて、また座りなおした。
「美味しいでしょ？苺♪」
和「味なんてわかるかよ・・・」
「おいしいでしょー？」
和「はいとってもおいしいですーぅ」
眉間を指でかきながら大きなため息をついたカズは
すぐ向こうのソファに歩いていく。
ローブからその白い足を投げ出してゴロリと横になった。
「夜も綺麗だったけど、今見ても景色すっごい綺麗」
和「都内一望ってやつだな」
「カズの部屋からの景色もあたし好きだよ」
和「ふぅん・・・そういやお前んとこの景色ってどんな？」
「あーだめだめ。大体２階だし、なぁんにも見えない」
和「そんじゃ・・・」
そう言いかけてカズは、起き上がってタバコを灰皿に押し付けた。
和「桜の木も、見えねぇか今は」
フレンチトーストの最後の一口をゆっくり口に入れた私を
またその体をソファに預けてチラリと見て言う。
ゆっくりと飲み込んだあとも、フォークは握りしめたままだった。
「・・・それ言う？今このタイミングで思い出させるわけ(笑)？」
和「あいつの子供、女の子だってね」
突然言われた言葉に
開いた口がまさにふさがらなかった。
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にの大好き - すっっっっっっっごく面白いです！！ まだ途中までしか読んでないのですが、とってもキュンキュンくるし、感動もします♪ こんな小説が書けるだなんて凄いです…！ (2016年5月18日 19時) (
レス) id: 4d8ce83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ムーナカ(プロフ) - すごく良かったです( *´艸｀)笑いながら泣きながらキュンキュンしながら読みました☆キュンとするストーリーは他にもあっても、楽しい気持ちになったりじいんとくるのは初めてでした！素敵な作品をありがとうございます☆ (2014年8月12日 1時) (レス) id: ab0f1719b7 (このIDを非表示/違反報告)
あきち(プロフ) - やったあ（≧∇≦）ちょーちょー楽しみ！あの二人のやりとり大好きだったんですよー！あっちの方も((〃ﾉωﾉ))！期待してまーす！ああ、年末がんばれる！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 366b2ce238 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - アキさん» ボロボロ泣いてくれてありがとうです｡ﾟ(PД｀q｡)ﾟ｡まもなく続きUPしますのでまた楽しみに読みに来てくださーい(｡･ω･)ﾉﾞ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - ゆきだるまさん» ゆきだるまさんありがとう(つω｀*)ﾃﾍまもなく続編UPします♪また遊びに来てくださいねー！ (2013年12月3日 0時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年7月14日 9時
