44:寄り道 ページ11
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あたしがいることが
”やばい”こと・・・
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＿＿＿＿＿先に帰れ
・
当たり前のことを言われただけなのに
胸の奥で悲鳴が聞こえたような気がした。
・
外の冷たい空気を鼻で吸い込んでから、通りを見渡す。
見当たらないタクシーを探すのをやめて、足は家と逆方向に歩き出した。
・
あたしが帰ってようが、帰ってなかろうが
カズはきっと何にも困らない。
逆に清々してノンビリ過ごせるかもしれない。
あたしがどこにいても落ち着かない、そう言ってたもの。
いない方が、穏やかに過ごせるんだろう。
・
お正月以来に訪れた店。
久しぶりに開けたドアの向こうで、マスターがにやっと笑った。
・
マ「来るペースが極端に減りすぎ(笑)」
「ごめんなさい(笑)ほらもう気軽に飲めないし、無職じゃ」
マ「つけにしてあげるからたまには来なよ」
「ありがと」
言わないうちに、マスターはお酒を造り始める。
そういえば、いつもそうだった。
その日の私の様子をみて、マスターはぴったりのものを出してくれる。
マ「喧嘩でもした？」
グラスをコースターの上にそっと置いて聞く。
「なんで？」
マ「泣きそうな顔してる」
「・・・してないよ」
マ「・・・カズか(笑)」
あいつはなぁ・・・と、氷をアイスピックで砕きながら言う。
その続きが知りたくて、黙って待った。
マ「そういえば、聞いた？」
「なにを？」
マ「カズとAﾁｬﾝ。前にもここで会ってたって話」
「・・・えっ、知らない何それ」
マ「えーっとね、そんな昔じゃなくて・・・あぁそうそう。
大仕事がうまくいってお祝いしに来た日あったじゃん」
「あぁ・・・うん」
マ「これが最後の仕事だって決めてたんだよね確か」
「そうそう」
マ「あの日。カズもいたんだよ」
アイスピックを真っ白なクロスで拭きながら、マスターが言った。
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にゃんこ?(プロフ) - わー、もうすきです。何回読んでも泣けます。感動作です。大好きです。 (2015年10月24日 23時) (
レス) id: 7cd6255155 (このIDを非表示/違反報告)
キィ(プロフ) - ものすごくいいです( ;o; ) (2014年12月31日 12時) (レス) id: a8abba2e9b (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ(プロフ) - やばいっ// (2013年12月29日 20時) (レス) id: 62a7618415 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃ - にの、やばいwwめっちゃかっこよす(^o^)/ (2013年12月29日 2時) (レス) id: 20a30ec314 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - 綾香嵐さん» とんでもなく遅いレスでごめんなさい（泣）コメント欄に気づかずとはいえ失礼いたしました（´pωq）続きも読んでいただけたなら嬉しいです…♪泣いてもらえて感謝カンゲキ(*´∀`)♪ありがとうー☆ (2013年10月25日 1時) (レス) id: 6e5f42385e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Seira
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/seiralist/
作成日時：2013年1月27日 21時
