Happy Valentine〜和くん〜 ページ26
※特別編のため付き合ってるという体でのお話です
今日はバレンタイン
昨日作っておいたチョコを丁寧に詰めていく
他のやつより少し甘さを控えめにしたチョコを
これまた他のやつより少し高めの箱に詰める
毎年、生徒達が保健室に来て
チョコをねだるから今年はたくさん作っておいた
.
休憩時間になるたびにたくさんの生徒が来てくれる
その中にいつものメンバーもいて
咲「A先生、はいこれ。あげる！」
あ「ありがと〜！
じゃあ、私からも！」
雅「ちょーだいちょーだい！」
あ「はい、どーぞ！
和くんも、よかったら食べて？」
ほかの生徒達もいるから
とりあえずみんなと同じチョコを渡す
和「どーも」
雅「ニノすごいね！
もうこれで20人くらいからもらってるでしょ？」
あ「え...」
20人の女の子から貰ったの？
確かにモテるもんね...
この前だって3年の子が「二宮くんタイプなんだよねー」って言ってたし、
その前だって違う子が好きって...
その前の前も...前の前の前も...
和「相葉さん、それ以上喋んないで」
否定しないってことは貰ってるってことでしょ？
やだ...気に食わない...
チャイムが鳴ってみんな戻っていったけど
私の心はもやもやのまま
それは放課後まで続いて
どうしても冷たい態度になってしまう
私が悪いって分かってる。
分かってるけど...
和「思ってること素直に言ってみろよ
引いたりしないから」
和くんにはお見通しらしい
あ「...嫉妬したの。
私より若くて可愛い子からたくさん貰ってるって考えたら嫌だった。」
和「へぇー。
で？チョコは？」
たしかに引かれなかったけどスルーって...
あ「はい、これ...」
和「ありがと。
ん、うまい。」
さっそく開けて目の前でもぐもぐ食べてる姿が可愛くてさっきまでのことがどうでも良くなってくる
ちょいちょいって手招きされて
顔を近づけるといきなり奪われる唇
あ「ちょ...ここ学校！/////」
和「これでもまだ嫉妬してんの？」
あ「...してないっ！」
言い終わると同時に再び奪われる唇
和「心配しなくても俺はAが好きだから」
あ「うん.../////」
和「続きは俺の家な？」
あ「も1回だけ...///」
和「学校だからダメなんじゃねぇのかよ笑」
そう言いながらもしてくれるあなたが
私も大好きだよ
ビターのほろ苦い味でさえ今日の私には甘く感じた
Fin.
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作者名：#Y | 作成日時：2018年1月17日 0時
