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『えぇ？！…あ、もしかして、自分が食べたかったから食べさせたりしたの？』
松村｢…バレた？｣
まるでイタズラがバレたみたいな笑い方をして言うから変に胸が苦しくなる。
本当は、知ってたよ。
私が今日、すごく、疲れてて集中力が切れて若干泣きそうになってたから飴をくれて気分転換させてくれたこと。
『ありがとう、松村くん』
松村｢…何が？｣
とぼける松村くんに、私は伝えたかった。
茶化さずに。ちゃんと、気持ちごと、伝えたかったから。
『ありがとう』
松村｢…いいえ｣
バレてたって呟いて鼻の頭を擦った松村くんは照れくさそうに笑った。
長いまつ毛が頬に影を作り、長い前髪から覗く目は私のノートを捉えてた。
ほんのり赤く染まった頬は、夕焼けのせいなのか、それとも…なんて、思いながらペンを進める。
今でもサイダー味の飴玉を食べると、この頃のことを思い出して、甘いはずのサイダー味が苦く感じるんだ。
結局貴方は、私の課題が終わる7時半まで付き合ってくれたね。
松村｢あの時は、どうやったらずっと一緒に居られるかだけ考えて…ほんと不器用だった｣
『…不器用なりの優しさ伝わってたよ？』
松村｢それがバレて恥ずかしかったけどね｣
『そういう所、…変わらず好き。昔も、今も。』
松村｢…ん。｣
また、照れたように笑った貴方の頬は、今は月夜に照らされてるけど、赤く染ってる。
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つばさ(プロフ) - 今、こういった低評価で悩まされてる作者様が増えています。とても面白いのであまり気にせず更新して欲しいです。ちなみに７つめの原石…も読ませて貰ってます！七瀬様のペースでご無理なく！ (2021年9月3日 16時) (
レス) id: a84a28701a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬
| 作成日時：2021年9月3日 0時
