検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:189,005 hit

君が悪い ページ18

玉「んで、独り占めにしたかった……かな」




そう言うと、後ろから抱きすくめられた。


突然のことで、しかも密室で……


全身の血が燃えるようにたぎる。




A「玉森君……やめて」




玉「んー……やだ」




A「だって、誰かに見られたりしたら……」




玉「ドア閉めて、靴だってあんのにバレないって……あ、そっか」




ガチャ、とドアを開けると玉森君は自分の靴を中に入れる。


目を見開く私に、無邪気に笑いながら言った。




玉「これで、完全にバレない!」




だから続き……とまた抱きしめられながら、耳元で囁かれて。


全神経が彼の吐息があたる耳に集中してしまい、背筋がぞくぞくなって震えがくる。




もう……どうにかなっちゃいそう。




玉「Aちゃんって、マジ肌綺麗」




A「そっ……そんなことは…」




玉「そんなことあるよ。ほら……こんなにすべすべしてるもん」




つつつ、と唇で肩ラインをなぞられて、うなじにキスを落とされた。




A「……ん……!」




腰のあたりがザワザワして、思わず身体を捩る。




玉「変な声出さないでよ……バレるよ?」




A「だって、」




玉「もう……その顔しないの。誘ってんのかと思うわ」




この状況に泣きそうになってるだけなのに、玉森君は頬を少しだけ染めて言った。




玉「こんなことするつもりはなかったんだけど……Aちゃんが悪いんだよ」




どういう意味……?


背中に感じる玉森君が、くるり、と私を自分の方に向けた。


そして、真剣な眼差しと繰り返す浅い呼吸。


この後に起きることが安易に予想出来て……


息をすることさえ忘れてしまっていた。

独占欲→←密室の二人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (304 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
241人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

由貴(プロフ) - めちゃくちゃ良いです(///ω///)♪ (2015年3月26日 16時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
MK(プロフ) - あずみさん» あずみちゃん!←馴れ馴れしい(笑)1コメじゃなくってもへーきよ!こうしていつもきてくれるだけで胸いっぱいっ(p_q)ちなみに一番はまいちゃんでした(笑) (2014年1月25日 17時) (レス) id: 0ea9d75c41 (このIDを非表示/違反報告)
あずみ(プロフ) - 次は移行ですかい!?ヤバイっ!準備しなきゃ!!次こそは1コメ…(ToT)うおぉぉーー!!←ダメだ、自信がない。。。(涙)頑張るぜ!! (2014年1月25日 10時) (レス) id: 76d964390d (このIDを非表示/違反報告)
MK(プロフ) - kissさん» kissさん!コメントありがとうございます!いつも読んでくれてるんですねっ♪そうなんです、憎めないキャラクターのたいぴーが私も好きです(笑)このままキスが出来るか……どうでしょう?(笑)またひっぱりますのでもう少し先をお楽しみに\(^^)/ (2014年1月25日 9時) (レス) id: 0ea9d75c41 (このIDを非表示/違反報告)
MK(プロフ) - ちょこるる*°さん» まいちゃん!ありがとう~!まいちゃんも頑張ってね\(^^)/楽しみにしてる! (2014年1月25日 9時) (レス) id: 0ea9d75c41 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MK | 作成日時:2014年1月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。