恋レシピ〜How to make LOVE?〜No.11

収録終わり ページ7

玉森side


辛いものって苦手。


ベロがビリビリする。


口全体が痛いのに、何で美味いって笑わなきゃいけないんだろう。


あ、そっか……テレビだからか。


お昼は露店でホットスナックや辛い餅みたいのを永遠食べ歩き。


そして、夕方あたりから明洞で激安ショップを巡り。


俺からしてみたら、どれも生地とか驚くほどペラッペラだし、どう見てもフェイクレザーじゃんって思うんだけど。


まぁ、安いからこんなもんか。


でも、ディスカウントプリーズ！っていう韓国語がサゲー！ってのがなんか面白かった。


口を揃えてわったーとずっとサゲーサゲー言ってて大爆笑。


明洞は激安って感じだけど、カロスキルのセレクトショップにも行きたいな。


表参道な感じでお洒落なんだ。


って……わったーが言ってたから！




玉「お疲れっした〜」




横「お疲れ様です」




夜、情緒溢れる屋台での撮影が終わって解散。


撤収作業が始まるのを横目で見てから、海外の夜風に瞼を閉じて伸びをひとつ。


あー……開放感しか生まれない。




玉「わったー！これからどうする？！」




横「どうするって……もう10時回ってるけど」




玉「マネージャーもいないことだし、羽伸ばしちゃわない？！」




横「……明日、朝一で帰るんだぞ」




玉「え？わったー帰んの？？」




横「当たり前。仕事あるじゃん」




玉「俺はないんだな〜今日のために片付けてきたの！みっちり働いたご褒美で一日休みもらっちゃった！！」




横「は？！なにそれ！」




玉「ふっふっふ〜いいだろ！羨ましいだろ！！」




横「そんなことするなら一言言えよ。俺も乗っかりたかったし」




玉「でも、わったー明後日から舞台じゃん！ハイ残念！！」




俺の隠しきれないウキウキに、わったーは疑いの眼差しを向けてきた。

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