Deepな恋！Part3 (ページ14)

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第8話3 ページ14

徳尾「本番いきまーす！ 5、4、3、2...」

[海音が倫太郎を追いかけるシーン]
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歩く倫太郎を追いかける海音。

海音『倫太郎さんっ...』

海音の声が聞こえて振り返る倫太郎。

倫太郎「わっ、海音っ...」

よろける海音に駆け寄る倫太郎。

倫太郎「大丈夫？」

海音『大丈夫...』

倫太郎「ちょっと捕まって。」

海音『えっ...』

倫太郎「いいから。」

海音『えっ、えっ、きゃっ...』

海音を横抱きにして近くのベンチに下ろす倫太郎。

倫太郎「何やってんだよ... 足痛いの？」

海音『大丈夫です...』

倫太郎「いや、大丈夫じゃない。冷たいもの探してくる。」

海音『あっ...』

倫太郎の手を咄嗟に掴む海音。

倫太郎「...！」

海音『...ここに、いてください。』

倫太郎「...うん。」

海音の隣に座り直す倫太郎。

海音『...さっきはありがとうございました。』

倫太郎「あぁ... いや、自分でも驚いた。(笑) おかげで喉がガラガラだね。(笑)」

海音『...。』

倫太郎「...。」

海音『この前、勝手にいなくなってごめんなさい。』

倫太郎「ううん。俺の方こそ先に帰ってごめん。」

海音『倫太郎さん、いつも助けてくれるから... だから、もう迷惑かけたくないって思ったのに、結局助けてもらって...』

倫太郎「...いや、俺も君にたくさん助けてもらってる。いつもありがとう。」

見つめ合う2人。

海音・倫太郎『「倫太郎さんっ.../海音...」』

倫太郎「帰ろっか... 海に、帰ろう。」

海音『...はいっ。』

大粒の涙を流す海音と涙を堪える倫太郎。

倫太郎「あっ、そうだ... 海音に渡したいものがあって、明日研究室持っていくね。」

海音『はい。』

倫太郎「うん。」

海音『あっ、模型の付箋、間違いだらけでした。(笑)』

倫太郎「はははっ。(笑) いいんだよ、あれ目安だから。(笑) 目安。(笑)」

海音『でも、数値はきっちりしてもらわないと。(笑)』

倫太郎「はいはい、わかりました。(笑)」
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徳尾「...カット！」