子犬のワルツ ◯ Ninomiya.K

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和也「あーあー、そんなプリプリしなさんな」


『プリプリなんてしてないもん』


和也「もんって…(笑)唇尖ってますけど」





言われて初めて気づいたソコを

むにって摘ままれた感覚





和也「ほれここ、分かる？(笑)」


『や、ちょっ…！』


和也「すっげぇぷにぷに。いやね、ずっと翔ちゃん以上だろうなって思ってたんですけどね」





摘ままれたまま喋ることもできないから

もうされるがままで



そんな私にはお構いなしで二宮さんが喋り続ける





和也「ワタシ翔ちゃんの唇も知ってるんですけどね」


『………。』


和也「いや待って、そういう意味じゃないから(笑)そんな目で見んなや」


『………。』


和也「ほらなんつーの、オレらって他に比べてスキンシップが激しいからさ。ちゅっちゅしたりとかすんのよ普通に。テレビとかで見たことない？」


『………。』


和也「ふふっ、まー話がそれましたけど！」





「んんっ」て咳払いをして

ふんわりした目をそのままに





和也「だからさ、試さしてよAちゃん」





なんて

それはそれは何でもないことのように

サラリと呟いた

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