恋の誘惑に溺れて 2【名前変換オリジナル】

最終話. ページ37

ニイナside




誰かがずっと…私を暖めて抱きしめてくれたような気がして

私は暗闇のような意識の中、ひたすら走って目を覚ました…







「…ん」






タクト「ニイナ…！！！」

「…タクト？」







タクトが目の前に…？



「なんで…」



そういえば戦いは！？みんなに…モエやリクは！！？？






タクト「全部、終わったんだ」








タクトは私の手を握った。
懐かしい暖かさと優しさに涙が出そうになる。







タクト「あの後…ライヤは俺が倒した。でもお前は目覚めなくて3日間眠ったままだったんだ。」



「3日間も…！？」







体が重い…傷が全部治療されている。
何とか助かったんだ



みんなも…






「良かった。ありがとう、ありがとうタクト
私を…みんなを守ってくれて」



タクト「当たり前だ。言ったろ？俺が守るって」







私は握られた手を強く握り返した。








「あはは、警備隊は危険すぎるな」



タクト「大丈夫、俺とお前がいれば無敵だ。」


「なんだそれ」







見つめ合い、唇と唇が触れ合った。


好きだ…私の心がタクトにドキドキしている。

こんな気持ちを教えてくれて、ありがとう









「お前…やっぱり強いな。あいつを倒すなんて」





タクト「ニイナを守る為の強さだからな」


「じゃあ、タクトの事は私が守ってやる！」




自分を守るための強さ、誰かの特別になる為の強さ、私達が積み上げてきた力はきっと…素直になれない私たちを守るためだったんだ。


こんな気持ちは初めてで、でもどこか嬉しかった。


どんな困難も、どんな誘惑も…
二人でいたらきっと前を向いて歩いて行ける。










タクト「そういえば、まだ言ってない事があったな」


「え、なんだ？」











この大切な気持ちを教えてくれた君を、一生守りたい。


それはずっと…これからも変わらない










タクト「俺も、愛してる」






「…っ！！/////」













この命と生涯をかけて…誓います。



















┈┈┈┈┈┈┈┈END。

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