☆*｡ﾟ叶わぬ恋の行方とは。☆*｡ﾟ【名前変換オリジナル】

さよなら−遺書−. ページ14

《ＮＯside》

Aがナナミに最後の願いを言った次の日。





医者｢ご臨終です｣

ナナミ｢A！！！｣

ミキ｢うわぁぁぁっ…！Aっっ！！！｣

その場にいたミキとナナミは膝から崩れ落ちるように泣き崩れた。





特にミキに関しては言い様もないぐらい傷ついている。

身内を全員亡くしたのだから。





ナナミは、言葉を出せない、
それぐらいのショックを受けている。



でも、2人が唯一同じことを思っているのだとしたら、遺書の存在だろう。

ミキは医者からそれを受け取り黙々と読み上げて行った。



−−−

私の周りに居てくれたみんなへ

最後まで私を愛してくれてありがとう。

私はたくさんの人を裏切ってきました。

その前にはたくさん、裏切られてきました。

それの反動かな。

最後まで一緒にいてくれたのに裏切っちゃってごめんね。

ありがとう。そして、さようなら。

成瀬A

−−−
《Aside》

ナナミ｢Aっ！！！！｣

ミキ｢裏切られたなんて…思ってないよ…｣

そうやって
2人はひたすら涙を流すの。

天から見ている私は、罪悪感もなにもなかった。

心を奪われた生き物って…こんな感じになるんだね。

死んでから知ったことだけど、私は、私のように心を奪われた生き物に呪われたみたい。

だから私も次のターゲットを呪うの。

私を愛してくれた人以外、みんなが幸せになるなんて許さない。



叶わなかった恋の行方。
それは＿＿

"心をなくし、世界から幸福を奪おうとする"

そんな生き物に変わるってこと。



貴方達もこんな風になりたくなかったら、精々人を裏切らない事ね。

貴方達の来世は何かしら






私は＿

アイヲワスレタｱﾔﾂﾘ人形。

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