◆27話 ページ27
クリスマス。
辺りはイルミネーションで町中が輝いている
私の住むところの近くで、どうやら、なにかのイベントを開催しているみたいで。
さっきからほんの少し、人の声が聞こえる。
クリスマス、ということで、つい最近期末テストがあった。
結果?そんなの言えないよ。
早乙女くんは良かったらしい
さすが、完璧男子。
どうやら早乙女くんは、今日は用事があるみたい
結衣は実家がデパートなので、もちろん、遊べることは出来ない
……あれ?私、クリボッチ……?
いやいや、お父さんとお母さんがいるじゃん
「お母さん、ご飯できたー?」
………
あれ…………うそ、でしょ……
そうだ、今日はふたりとも仕事だ。
「うそ……」
もういいや
そう思い、こたつに入ることにした。
暫くテレビを観ていると、インターホンが鳴った
こんな時に誰だろう。
少し、不満を抱きながらも扉を開けた。
「Aちゃん!来たで!」
「さ、早乙女くん!?」
そこには、茶色い髪の毛をぴょこぴょこさせて、マフラーを巻いた彼がいた。
「用事があったんじゃないの?」
「へへ、嘘だよ。びっくりさせたくてさ。」
「もう、なにそれ。」
とりあえず中に入ろ、そう私が言うと、彼は首を横に振る。
「おっきいクリスマスツリーがあってな、あれ、二人で見たいなって思っててん!」
「クリスマスツリー、かあ。いいね、行こう!」
私は一度、家に戻り、服をきちんと着てから早乙女くんの元へ行った。
二人で道を歩く。
今気付いたけれど、外は少し、雪が降っている。
「雪、綺麗だね。」
「やね〜、Aちゃんみたいや。」
「え?なんでなの?」
私が……雪?
私は足を止めた
「……Aちゃんみたいに、綺麗やなって。」
赤く鮮やかな彼の瞳が、私を見つめる
「えぇ、そうかなぁ。ありがと、嬉しいよ」
なんだか恥ずかしくなってしまって、照れ隠しに、下を向いてしまった。
「ふふ、ほんまやからな。」
はいはい、そう私が言えば彼は むっ とした顔になった
「冗談やない!」
「分かったって。」
私が笑いながら言うと、彼も笑顔になった。
私と早乙女くんは再び、足を運んだ
ラッキーアイテム
革ベルト
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8
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おみくじ結果は「末凶」でした!
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ちあき。@誤作動マン(プロフ) - 香音さん» ありがと〜〜!え、本当それ…。いいよね。 (2022年3月15日 19時) (レス) id: b338b8448c (このIDを非表示/違反報告)
香音(プロフ) - 千秋@海兎さん» おもろい笑恋ってええよな!関西弁のイケメンは最高笑 (2022年3月15日 19時) (レス) id: 98ef870937 (このIDを非表示/違反報告)
千秋@海兎(プロフ) - 竹原紫祐さん» あぁなるほど!ごめんなさい、私の読解力が無かっただけでした笑 幸せになって頂けたなんて光栄です✨ご丁寧にコメント、有難うございました‼ (2022年1月16日 16時) (レス) id: b338b8448c (このIDを非表示/違反報告)
竹原紫祐 - 読んでるだけでほっこりして、こっちまで幸せにさせて頂きました。色々かわいくて…。誤解させてしまったらすみません。 (2022年1月16日 15時) (レス) @page29 id: 065c29639b (このIDを非表示/違反報告)
千秋@海兎(プロフ) - 竹原紫祐さん» か、可愛いですか……⁉何がですかね、とりあえずありがとうございます✨ (2022年1月16日 15時) (レス) id: b338b8448c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千秋@海兎 | 作成日時:2021年11月25日 19時