いきなり一目惚れされた件。【オリジナル】

◆25話 ページ25

【相手のことが、頭から離れないってこと。】




「えぇ、そ、それって 私のことじゃないの……？」



あの後、少しお話をしてから別れた。


なんでだろう、なんだか、この言葉が離れない。




早乙女くんが言ってくれた “恋” が、私に当てはまるような気がして……





……だめだ、だめだ。これ以上考えるのはやめよう。





そして、無事、早乙女くんとメールを交換することが出来た。


やった、やっと一歩踏み出せたっ。





早乙女くんクレープ美味しかったね




あ、いつの間に。




『クレープ美味しかったね』




これだけの文なのに、何故だか笑顔になる。

そして、うさぎのスタンプも送られてきた


早乙女くん、可愛いところあるんだな……



ちょっと緊張するけど、私も送り返した。





Aうん!美味しかったね!お話できて楽しかったよ




……大丈夫、かな


なぜか、送り返すのに少し、戸惑ってしまった。


これでいいかな、とか、変じゃないかな、とか。


こんなに気にしたこと、ないのに……





……………………






……やっぱり私、変……？

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