いきなり一目惚れされた件。【オリジナル】

◆２話 ページ2

「…ー！…ー！Aー！朝よー！」


「んー、うるさいなぁ。」


「はやく起きて。」


「はぁーい。」



…ふぁあ。よく寝たなぁ。

今日は月曜日。学校行きたくないよぉ…



とりあえず、ベットから起きないと何も始まらないので、足を床につけてみる。



「つ、つめたっ。やっぱり！！」



やはり、もう冬のようだ。

ついこないだまで暑かったのに。体調崩しちゃうよ。



シャアアア


カーテンを開けると、朝日が差した。

「きもちぃ…」



あ、はやく支度しなくちゃ。



とん とん とん



冷たい階段を降り、リビングについた。



「お、A。久しぶりだな。」


「あ、お父さん。おはよう。」



ソファで新聞を読んでいるお父さんに、軽く挨拶をする。

お父さんは普段は海外出張のため、私はあまり、話したことがない。

前に話したのは…四年前だから、１２歳。

本当に久しぶりだな。



「お母さん、朝、あんなに叫ばないでよ。うるさいからさ。」



「えー？ごめんね。ついカッとなっちゃって。」



「でも、さす



「まあまあ、母さんも謝ってるじゃないか。」



……うん。」



お父さんに止められ、私のイライラは無くなった。


でも、流石に朝寝てる人に叫ぶのは、良くないと思う。




そんなことも思いながら、食卓に用意された、苺ジャムを塗った食パンにかぶり付く。



……この、甘酸っぱい いちごの味。

堪らないんだよなぁ…

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