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�■肱� ページ9
『密さん、風邪ひくよ』
密さんが猫と一緒に丸まっていた
「ぐぅ…風邪ひいたらAに面倒見てもらう そしたら独り占め」
何わけわかんないこと言ってんだか…とりあえずたたき起こし談話室に連れていく
ここ数日の変化だがみんなが何かと私の事を気にかけ、色んなことをしてくれたり 声をかけてくれたりする
春組とはみんな揃ってピクニックに行った みんなが私に色んなものを食べさせてくれた
夏組とは一緒に水族館へ行った みんなでお揃いのキーホルダーを買った
秋組とはお勉強会を開いた 学校に行ってない私を気にかけて左京さんが開いてくれたのだ
冬組とは大きなレストランに行った 東さんの知り合いの店だったらしく とても美味しかった
完全にこの世界を楽しんでいる 元の世界になんて戻りたくない…
別にいじめを受けていたわけでも、家が貧しいというわけでもない ただ、退屈なのだ
家を出て、学校に行き帰る その毎日 親は仕事が忙しく帰ってこない
ここの人達は突然来た私に何も聞かず一緒に居てくれる
もう少しここのみんなに甘えてもいいかな…
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作者名：性別不明 | 作成日時：2018年11月2日 4時
