103 橋本良亮side ページ3
橋本良亮side
連絡をしてきたのは翔太だった。
Aと離れたくないけれど翔太と久しぶりに会いたい。
きっと年明けはまた翔太は忙しいだろうから…。
思いきってAを連れていく決断をした。
翔太と待ち合わせて車に乗る。
渡辺「誰？はっしーが俺と遊ぶのに女の子連れてくるの
初めてじゃない？」
「そうだね」
渡辺「で、誰？？」
「幼馴染みのA。」
翔太と楽しく話しているとAは寝てしまった。
海に着きAのしているシートベルトを外して少し椅子を倒した。
そして上着をかけた。
二人で車を降りた。
防波堤に座った。
渡辺「はっしーさぁ、Aちゃんのこと好きでしょ？」
「………？？」
翔太の方をじっと見た。
今、翔太何て言った？こんな短時間でバレた…？
Aのこと好きなの…。
渡辺「そんなに見つめんな！！」
「なんで分かったの…？」
渡辺「見ていれば分かるわ！！
何年一緒にいると思ってるの？
Aちゃん見るときの目が凄く優しいじゃん。」
「好きなんだよね。Aのこと…。」
渡辺「で、なんで山田のお気に入りなの？」
「Aってファッション誌KIKIのヘアメイクやってて
山田と付き合ってたんだよ。
だからあの週刊紙あながちウソじゃない。」
渡辺「そうだったんだ。
で、まだAちゃんは山田のこと好きなの？」
「お互い中途半端な感じ？」
渡辺「奪っちゃえよ。
Aちゃんのこと好きなら奪えばいいじゃん！」
「そうだね…。」
そのとき車のドアが閉まる音がして車の方を見ると
Aが降りてきた。
そして隣にちょこんと座った。
「おはよう。よく寝てたね。」
『うん。寝ちゃった。』
くっついて座り腕を組み手を繋がれた。
「手凄く温かいけどまだ眠い？」
『うーん…少しだけ。』
渡辺「いちゃこらすんなよ！俺いるんだけど。」
「いいじゃん。」
渡辺「なんかムカつく。」
．
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作者名：197561549 | 作成日時：2017年11月28日 23時
