1話 ページ3
ここは博麗神社。
人間の参拝客が全くと言っていいほど来ないこの神社の
母屋の縁側で私、依神紫苑は足をぶらぶらさせて来客を待っていた。
季節は秋の初め。紅葉の神様のおかげで、神社の木も紅く染まってきている。
春は桜が綺麗らしいけど、秋の紅葉も綺麗だな。
まあ、霊夢は掃除が大変だーって言ってたけど。
「おーい!姉さーん!」
しばらくぶらぶらしていると、その来客がやってくる。
私の双子の妹の疫病神、依神女苑。
異変の後、命蓮寺の住職に引き取られちゃっていたから、会うのは久しぶり。
まあ、私も天子と暴れてたから会えなかったのもあるんだけど。
「姉さん、久しぶり。元気だった？」
「ええ。女苑も元気そうで良かったわ」
私は女苑に微笑む。
貧乏で食べるものにも困っている私とは反対に
ゴージャスできらびやかな妹。
「姉さんまた痩せた?まあ姉さんあの天人と暴れてもっと嫌われたもんねー!
そりゃ食べるものもないよねー！」
「う、五月蝿い！女苑はっ?お寺どうなの?」
私がそう聞くと、女苑は嫌そうな顔をする。
「う...逃げた。修行ってもパシリに使われただけだったもの!
それに、やっぱり富を巻き上げたいわ。...まあ、相手は
巻き上げられても大丈夫な人間だけにしたけど」
じ、女苑が...変わった...!?
さすがお寺...なのか?
「そう...」
なんとなく溜め息をつく。
女苑は能力を制御できるから引き取られた。
それに対して私は能力を制御できず、嫌われ、しかたがなく
この神社にいる。
この差...なんだろう。
考えないようにしてたけど、やっぱり...悲しいな。
「ね、姉さん...」
女苑の声で我に返る。その声は震えているようなきがした。
「女苑?どうしたの?」
女苑の顔を見ると、青ざめていた。
不安が増す。
「足元...見てみなよ...」
女苑が言った通りに足元を見る。
そこには...
「え...これって...」
あの賢者が作る...
「スキマッ!?」
気付いた時にはもう遅かった。
私はスキマの中に落ちた!
なんで飛べないの!?
「っ!姉さん!」
女苑が手を伸ばす。私はその手を掴もうとしたけれど、
あと少しのところで掴めなかった。
ああ、どうしてこんなにも不幸なんだろう。
私はそのまま落ちていった...
*************************************
ども。あー...二人の口調よくわからん...
憑依華欲しいんですけどね...お金が...(泣)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
星熊盃
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フキィアス - 普通に面白くて紫苑が可愛い (2019年1月1日 7時) (
レス) id: 655f5f275e (このIDを非表示/違反報告)
麗華(プロフ) - 腐りんごさん» 来てくれたかあああああ!!!wありがと！w (2018年1月25日 21時) (レス) id: cc916ff316 (このIDを非表示/違反報告)
腐りんご(プロフ) - 腐りんごだよ！ お気に入り登録&評価した〜 10にしたかったけど手滑って7にしちゃったごめんね (2018年1月25日 18時) (レス) id: e8f60b5daf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：依神麗華 | 作成日時：2018年1月23日 18時
