『男主』史上最強の猫被り2【あんスタ】 (ページ16)

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無理をし過ぎです！by伏見弓弦ページ16

伏見side

生徒会が終わった後、本屋によりたくて

坊ちゃんには悪いですが、蓮巳様と2人で駅前のショッピングモールに来ていた

目当てのものも買えたことですし帰るかと、思った時だ

ちらりと視界の端で見えた白い髪に足を止める

ぱっと振り返ればそこには真っ白の髪と真っ白の制服の彼がいた

「今週末土曜日です、よかったら来てください！」

にこにこと可愛らしい笑顔を浮かべて何かを配っている

なにかやるのだろうか？

まわりには彼にみとれるだんせいばかり

女子達も嫉妬というより、可愛らしい彼にアイドルなのか？とか黄色い声を上げている

両性に愛されるとはなかなかですね

伏見「未来さま！」

声をかければこちらを向く空色の瞳と桃色の瞳

「あ........ゆずるくんと、けいとせんぱい！」

嬉しそうに微笑む彼にこちらも嬉しくなる

伏見「どうかされたのですか？」

蓮巳「こんなに遅くに何をしている」

「あ、今度土曜日にRa*bitsがここでイベントするので宣伝してました！」

伏見「おや？たしかその日は流星隊もでは？」

「それが終わったあとです！」

蓮巳「ほう、Ra*bitsのメンバーは？」

「あ、さっき駅前で配ってて、疲れてそうでしたので帰ってもらって、秘密でここにいます」

蓮巳「疲れているのはお前もだろう、昨日お前だって体調崩していただろう？

無理をするな」

心配げに蓮巳さまが頭を撫でると彼は少し恥ずかしそうにし

「大丈夫です、体力には自信ありますし！アイドルに無理はさせられませんから！」

伏見「しかし未来さま、頑張りすぎですよ？

本日も休み時間すべて忙しそうにしていらしましたし」

蓮巳「お前が倒れては意味が無いからな。

それにまた俺たちはお前に近いうちにプロデュースをお願いしたいと考えている。倒れられては困るしな？」

伏見「そうです、わたくしたちのユニットもお願いしたいと考えていますから」

「！！ありがとうございます」

なんだか照れますねとはにかむ姿は可愛らしかった

蓮巳「それでおわりか？」

「あ、はい！今日の分はこれでおしまいです」

蓮巳「もう遅いからな、家まで送ろう」

「そ！そんな悪いです！！」

伏見「こんな夜遅くにひとりであるかせるなど出来ませんよ、ね？」

「ありがとうございます」