『男主』史上最強の猫被り2【あんスタ】 (ページ15)

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無理は禁物！by仁兎なずなページ15

「一生懸命、ファンのために頑張る姿がすてきで

このままこの子達が誰にも知られずに終わるなんて絶対に嫌だっておもって

そう思ったらいてもたってもいられなくて

沢山の人に見てほしいって思ったから」

こんなふうに僕らを思ってくれている人がいるなんて........

うれしかった

気がつくと涙が出ていた

「え？！創くん？！」

紫之「すみませんっただ、うれしくて........っそんなに僕らのことっ思っててくれたんだって........っ」

ひぐひぐと泣いてしまえば彼は優しく頭を撫でてくれた

「みんなよく頑張ったよ、えらいよ」

紫之「うわぁあん」

思わず抱きつけば彼は抱きしめ返してくれて、僕はひたすら泣き続けた

気がつくとあたりは暗くなってて、Ra*bitsの皆が近くにいた

紫之「っ！あ、ご、ごめんなさい！」

ばっとはなれれば皆はわらっていて

天満「大丈夫なんだぜ！チラシ配り終わったし！」

紫之「え、でもぼく........」

仁兎「あんまり思いつめすぎるのはだめだかりゃな！」

真白「一応なかまなんだからね？」

暖かい目で言われて嬉しさと恥ずかしさが入り交じる

みんな、僕が無理してたのわかってたのか

仁兎「暗くなってきたし、今日はかいさんにするか！」

「そうですね」

紫之「あの！あしたは、きてくれますか？」

さみしくて、彼の制服をつまんでいえば彼は笑って

「はい、TRICKSTERのレッスンも見るから遅れちゃうけどいきます！」

紫之「！はやくきてくださいね？」

「！！がんばりますね」

仁兎「あしたはビラ配り少しやってから学院で練習するか！

あ、未来いえはこのへんなのか？おくるりょ？」

天満「不審者が現れたらきけんなんだぜ！」

「え？あ、大丈夫です！よるところもあるので、またあした！」

さようならと手を振る彼にさみしさがつのる

仁兎「っし！それじゃおれらもかえるろ！」

天満「わかったんだぜ！あれ？なんだあれ？」

その言葉にみんなで視線を向ければ黒いフードをかぶった男性が駅前で路上ライブをしていた

黒のパーカーにチェックのズボン

ギターを弾く彼は顔は見えないけど、歌声はしっかりとしていて

いろんな人が足を止めていた

仁兎「おれらも、あれくらいがんばろうな！」