『男主』史上最強の猫被り2【あんスタ】 (ページ13)

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天使みたいですby紫之ページ13

僕らの目の前にはまるで少女漫画から飛び出てきたような美少年がいる

紫之創side

きのう、僕達は惨敗した

というより、客席にお客さんは残ってなくて

転校生さんと、明星先輩だけで

ふたりとも同情するように僕らを見てた

それが辛くて悔しくて

泣きそうになった

演奏を辞めようとしたときだった

いきなり開いた扉に目を丸くした

そこには先ほど紅月と共演していた転校生がいて

天使みたいな彼は僕らを応援してきた

サイリウムをふって、満面の笑顔で

それは僕らがみたかった、ファンの顔で

不思議だった

たったひとりのあの笑顔のおかげで僕らは心が折れるのがすんだ

彼のために頑張らなきゃと思ったのはみんなもみたいで、みんなで精一杯やった

あとから明星先輩に聞くと彼は転校生らしい

また、会いたいなぁと思ってはいたがまさか自分から来るとは思ってなかった

「転校生の鈴木未来です！Ra*bitsのプロデュースをしにきました」

all「「「え？」」」

仁兎「今日のあさ、プロデュースをもうしこまれたんら！」

真白「え？！でも、紅月のプロデューサーじゃないんですか？」

「へ？そんなことないです！どこのプロデューサーとかないですもん！」

天満「へー！すっげぇかわいいんだぜ！昨日ライブ来てくれてたよな？！すごく嬉しかったんだぜ！」

紫之「！そうでした！僕らを応援しに来てくれてありがとうございました！」

「ううん、こちらこそ素敵なステージ見せてくれてありがとうございます！」

優しそうな人だなぁ

仁兎「まずは自己紹介するか、おれは3年の仁兎なずな！」

天満「おれは天満光だぜ！」

真白「真白友也です」

紫之「紫之創です、よろしくお願いします」

仁兎「それで！プロデュースなんらけども、未来ちん、これ読んだけどまじでやるつもりか？」

それは極秘と書かれためもで

「はい、やっぱりこういうのは知名度をあげることからだと思う

あと、今週末ショッピングモールに予約もしてきました」

仁兎「はぁあ？！おまっ！はやすぎるだりょ？！」

「はやくしないとせけんにおいていかれますよ！」

コロコロと話が弾むが僕らはついていけていなくて

オドオドしていればにーちゃんがさっしてくれた

仁兎「えっとな、今週末駅前のショッピングモールでライブがきまった」