レッツ革命だ！！ ページ10
なんで？
そんな、普通は嫌じゃないの？
「なんだか、わけありみたいだし........事情あるんでしょ？
なら、協力したい」
よろしくなんて手を出してくる彼の手をみんなが嬉しそうに握る
でも
私は嬉しいとは素直に思えなかった
何となく私じゃなきゃダメなんだって特別だと思ってた
私というプロデューサーと、みんなで頑張る！って思ってたけど
みんなは違った
私が特別なんじゃない
プロデューサーが必要だっただけなのだ
胸の中にもやもやとしたものがつっかかる
「あんずちゃん？」
声をかけられはっとした
「おこってる........？怖い顔してたよ？」
あんず「ううん！ちょっとお腹痛くなっちゃって！トイレ行ってもいいかな！」
衣更「あ、なんかごめんな？」
素早く荷物をまとめて食堂をでる
チラリと、振り返っても誰もこちらを見ていなくて
話題の中心にはもう既にあの子がいて
悔しいと思った
それは嫉妬なのか、自分の力不足についてなのか私は分からなかった
.
.
.
.
.
side未来
昔からアイドルしてれば女性の心の変化に鋭くなるものだ
たぶん転校生ちゃん、あんずちゃんはぼくのことよく思ってない。
仲良くするつもりなさそうな人に仲良くして欲しいなんて頼むのは傷つくのが目に見えてるから嫌だ
それに、アノコはヒロインだ
アイドルを救う、女神はあの子なのだ
だから手を差し出した
だけど、無理そうかも
嫌われたかな
こういうの、ゆうなら得意だよね
女性はめんどくさいものだ
自分が愛されたくてその邪魔になるものを嫌い排除しようとする。
あんずちゃんもそういうこなのかな
ただたんに、寂しくなったって感じならいいんだけど
嫌なこと思い出して泣きそうになってきた
いつか、きっと、笑い合えることを祈った
僕らのお気に入りー！by.ひなた→←一人占めは禁止！by.鳴上
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作者名：ゆめの | 作成日時：2016年9月26日 22時
