キミは子ウサギのようだby衣更 ページ7
衣更「えっと、俺らは2年B組だからこっちな
」
移動中集まる視線そりゃこんなにかわいい子連れて歩いてればほぼ男子校のここじゃ騒がれるに決まってる
制服も真っ白、髪の毛も真っ白の彼はそれだけでも目を引くというのにこの容姿
この子が天使だといえばみんなが信じてしまうほど可愛らしい
衣更「クラスはここだぞ」
「ありがとう、えっと...」
なんて呼べば?なんて首をかしげてくる彼は可愛すぎてずるいなこれなんて思う
衣更「なまえでいいよ、まおってよんでくれよな」
「よろしく」
笑顔に胸が打たれてこの顔のあかさを隠したくて教室へ慌てて入れば先生が声をかけてきて、転校生を連れてきたといえばせきにつけとうながされた
鳴上「あら珍しいわね遅刻なんて」
衣更「いや、転校生連れてきただけ」
鳴上「転校生?隣のクラスの子のほかにも?」
「では鈴木、入ってきなさい」
ガラリと開いた扉
そこからは未来が入って来てみんなが目を奪われた
まさに完璧な美少年は教卓の前に立つと俺たちに微笑んだ
「鈴木未来です、プロデューサーとしていち早く皆さんの期待に応えられるように精一杯頑張って行きますのでよろしくお願いします!」
「席は影片みかのとなりだ」
「影片ってあなた?」
影片「え、あ、そうやで!影片みかって言うねん。よろしくな」
「オッドアイなんだね、同じだ」
目を丸くした彼から零れ落ちそうな暗い大きな瞳
影片「えっと、同じやないで!俺のは綺麗とかじゃあらへん」
少し俯きがちになりながら答えれば頬に痛みが走い何事かと思えば彼に頬を摘まれていて
影「へ?なにひてふん?」
「自分のこと無駄に過小評価し過ぎ
、自己評価最低な人僕嫌なの」
そんなこと言わなくてもと思いかけた時だ
「この瞳は気持ち悪くなんかないよ」
影「え?」
「僕も子供の頃はバケモノとかいわれて自信なかったけど
ダイヤモンドだって言ってくれたんだよね
神様がくれた宝物だって
でもそれで僕は好きになれた。
貴方の瞳は綺麗だよ、他の誰にもないあんただけの宝物だと思うけど。
僕は好きだよ」
天使みたいに笑う笑顔は今まで見たどれより優しくて可愛くて
「つぎ、否定したら僕のことも否定したとみなして怒るからね」
それだけ言って席に付いた彼に胸の中が暖かくなるのを感じた
心無しか頬も赤くなっているしドキドキする
視線を感じ顔を上げれば近くの席のなるちゃんと目が合った
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作者名:ゆめの | 作成日時:2016年9月26日 22時