検索窓
今日:20 hit、昨日:13 hit、合計:678,244 hit

溜め込み禁止! ページ30

走って付いたのは屋上


でも、そこは鍵がかかっていて



「やっぱり鍵かかってるかー!よし、しかたない」



そう言ってポケットから適当にヘアピンを取り出す





衣更「おま!まさか!!」



「いいから!」



チャリという音がして、鍵が開く



「はい!あいた!早く入って真緒!」



ぐいっと半ば無理矢理おしこむ



衣更「いやいやこれはまずいだろ?!」



「やばいのは真緒もでしょ?かおに出てるよ?」



眉間にシワよってる!と眉間をつまめば彼はハッとした



衣更「え、そ、そんなことないぞ?!」



「目が泳いでる。なにか悩んでるのかなぁって思ったから連れてきちゃった」




























side衣更



驚いた



フワフワしてて可愛い子



そう思って油断してた



彼は困ったように笑って俺に問うてきた



俺は悩んでいるとかじゃない



確かに悩んでいる



でも、それをこの子にいうわけには




「...別に理由は聞かないよ、迷ってて悩んでても、決めるのは真緒自身だもん。


言いたくないなら言わなきゃいい



でも真緒のこと心配になったから、少しでも気が晴れたらいいなって思ってここに来ただけだし」



衣更「へ?」




「あんまり抱え過ぎると、ぱーんってパンクしちゃうから


たまに何も考えないでボーッとしたり
思いっきりわがまましたり、甘えたりしたらすっきりするよ」



ぼくもそうだもん!なんて笑う彼は本当に優しいと思った



俺を心配してくれて、でも俺がいうか悩んでいるのを察してるんだと思った


でもなんか不思議だ



この子なら俺のことわかってくれるんじゃないかと思った


だから俺は口を開いた


衣更「........あのさ、未来は生徒会に反旗を翻すTRICKSTARと、生徒会にいる俺はずるいっておもうか?」




「え?」



衣更「昨日あった朔間零先輩わかるか?」



「うん、わかる」



衣更「その先輩に忠告されてさ、どっちか選ばないとならないって


そんなの分かってるんだけどさ」



思わずことばに詰まれば彼はこちらを見て



「どっちも大切なの?」



衣更「え........?」



「真緒にとって、どっちも大切な場所なの?」



真っ直ぐな瞳で言われた言葉に目を逸らせなくなる




「........はっきりいうけども、よくわかんない

どっちかとれって言われても、答えは決まってるんだけど、うまくできないって言うか」

諦める必要は無い→←学べ少年!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
479人がお気に入り
設定タグ:あんさんぶるスターズ , あんスタ , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆめの | 作成日時:2016年9月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。