儚くて、淡くて、愛しくて 2 (ページ19)

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｢松本さんおはようございます！昨日は迷惑ばかりかけてすいませんでした！それでですね…｣

潤｢ハイハイストップストップ。あのなぁ、昨日のよりはいいんだけど、朝からそのテンションやめてくんね？｣

｢…それでですねぇ｣

続けようとしたら持ってたファイルをスってとられて。

あ、松本さんメガネだ。

黒縁メガネ、いつもコンタクトなのに。

あぁなんか女子が言ってたな、松本さんの眼鏡姿を拝めるのは朝だけだって。

確か朝礼前にコンタクトにするって言ってた。
朝する時間がないらしい。

潤｢そんなガン見しないでもらってい？｣

｢あ！ごめんなさい!!｣

ハッとして謝ると、｢ふはっ、素直｣って笑う。

あ、今の笑顔カッコイイ。

潤｢この資料は相葉さんにそのまま渡して。こっちの資料は去年のと同じ感じにして欲しいんだけど｣

…まさにぃ、にね

｢分かりました、去年と同じ形式で…｣

去年の資料ってどこで見るんだっけ
…去年担当してた先輩に話聞きに行った方がいいやつだ、

なんてグルグル考えてたのが伝わったのか、松本さんが資料まとめだして。

潤｢10時半くらいまでは会議あるけど、それ以降なら時間空けられるから。資料室わかる？｣

｢資料室…はい！分かります｣

潤｢資料室にその資料持って10時半ね｣

｢ありがとうございます!!｣

じゃあ会議言ってくるからって手ヒラヒラさせて部屋でてった松本さん。

忙しいはずなのに時間作って教えてくれるし分かりやすいし…

｢とりあえずこの資料、だよね｣

10時半に間に合わせなきゃ！って急いでまさにぃのところに向かった。

心臓、そんなバクバクしないで