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case2 ページ3

暑い夏の日だった


一年から2年になるときにクラス替え


だから、それのお陰で


コワーい女の子友達と別れられたの



赤司様に告白した子に制裁を加える子達と



だって、私はもっと赤司様と近付きたいタイプだもん


あの子達と別れられてほーんとよかったぁ




今日も赤司様は部活に興じてる


帰宅部の私とは帰宅時間が違うの



でも、それってつまりは私が赤司様のおうちまで行けるってことよね


一番赤司様の迷惑にならないところでお近づきになりたーい



赤司様の家の正門で待ち伏せる


赤司様が帰ってきた

「あのっ」

やっぱりどきどきするんだね

そりゃそうか、最愛の人に思いを告げるんだもん

あの子に悪いことしたな


あの髪が綺麗だった子もこーやってとさどきどきしながら言ったのかな


どうだったんだろう

『なんだい君は』


え、まさか覚えてないの?

ひどいでしょぉ


なんなのよぉ




「去年おんなじクラスだったんだよ?覚えてないの?」



『あぁ、すまない。新しいクラスの人を覚えることに精一杯だったよ』

それってつまりは忘れたったこと?



それともはなっから覚えてない?


視界にすらはいらない?


「まぁ、いいや」


『ん?』


きょとんとされた顔もかわいいですこと



「付き合ってください」

精一杯の告白

そう、精一杯


『えーと、何処に?』

そんなかえしかたないわよね

このとしになって


「そーいういみじゃないよぉ」


「恋人になって、ってお願いしてるのぉ」



『それならお断りだ』


おことわり????


「なんで?」



『今の俺はお前のような奴を必要としていない』


は?????



え。



ひどくない?


なにさまなの?赤司様か


やだよ、やだ



もう。何でこんな風になるんだろう

大好きなんですよ?私




本気なんですよ?





まぁ、無理か


あーでもやだ


スッゴい苦しい

これ、辛すぎるわ




黙って駆け出した



赤司様の前にこれ以上立っていられなかった


家に帰って、部屋にとじ込もって


クッションに抱きついて泣きわめいた




やだ、やだ、やだ、やだぁ



覚えておきなさい、今度こそ



私の名前を




貴方の幸せなんてぶち壊して



てにいれられなくしてやるんだから

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作者名:瑠璃玻 | 作成日時:2017年5月23日 1時

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