未来でも、見に行こうか。-藤北- (ページ7)

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「……で？どうやって行くの？」

「あぁ…それが……。神様ちょっと、ド忘れしてもうて…テヘペロ♪」

「……………。」

……あれ、さっきまでの神々しい神様どこ行った？

「ちょっと、キタヤマくん。なぜ、ツッコまないの？

　僕、今、ボケたで？」

「…あっそ。」

「あっそ、て……酷いわ～。」

「……で？未来の行き方、まさか、ほんとにド忘れしたわけじゃ…」

「んなわけないよ(笑)神様、こう見えて、

　何千回何万回も、過去と未来を

　行き来してるから☆」

「ふーん……で？行き方は？」

尋ねると、

神様は自信満々に、

馬鹿でかい機械を持ってきた。

いや、持ってきた。って言うか…

「グハッ……デ、デカすぎた……。

　に、荷車ない……？

　おーいっ！！神様、めっちゃ困ってる！！ヘルプミー！！」

「あっ！！！神様！！これだから、いつも申しているのに…。

　荷車はここです！！！いい加減、覚えてください！」

部下？に怒られた挙句、

荷車をガラガラ……言わせながら押してきた(笑)

「……これまた、随分でかい機械だな。」

「時の流れを調整するからな。

　これでも最小サイズや。」

「へぇ～…。この辺の機械じゃ無理なの？」

近くにある、スマホっぽい機械をツンツンとつつく。

「そんなんとは、ワケが違う。」

…そんなにすごい機械なんだ。このでっかい物体。

俺、机の引き出しの中にある、

ああいうタイムマシーンかと思ってたけど…。

まさか、こんなにボロッボロなやつだったとは………

「………確かここを………………よしっ！！準備完了！」

「え、これで行けんの？」

「完璧や♪ちょっと待ってや。」

ピっ…………！！

　

　

「え、なに…？なんか、急に光って…」

　

　
ピピピっ…♪

　

「行キ先案内ガイダンス♪」

　

　

　