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不意に聞こえてきた藤ヶ谷の言葉が
なんか、凄い嬉しくて。
「……キモい顔すんなよ。」
「え〜…だってさ。
藤ヶ谷にそんなこと言ってもらえるとか、俺マジで感動(笑)」
……恋人、だった。
両思いから、片思いに変わった。
辛いことだけど
藤ヶ谷の、照れてる顔が見られること
素直な言葉を聞けることは、嬉しいことだ。
「…この半年、北山がキスマイにいないのは、ほんとに寂しかった。」
「…うん。」
「……お前、俺のこと好きなんだろ？」
「うん……………えっ！？」
「俺のファンで、俺のシンメなんだろ？」
「あぁ……………うん。」
素直にうなずいてしまったけど
スルーしてくれてよかった(笑)
……焦ったよ。ほんとに。
「………だったら、ずっと……
これからも、俺の隣にいろ！！！」
そう言い切った藤ヶ谷の顔は真っ赤だった(笑)
自分の言ってることが、なんかおかしい。って思ったのか
「いや、シンメとして！！うん。」
わざわざ言い直してた(笑)
.
「……なんだかんだで、藤ヶ谷俺のこと好きだよね〜(笑)」
一昔前の藤ヶ谷。
俺と付き合う前の藤ヶ谷は
ツンツンしまくってて(笑)
俺が近づくたびに
一歩下がるっていう……。
今となっては、いい思い出だ。
「…調子のんなよ。」
うわ、怖い(笑)
眉間に寄った皺。
ん〜…乙女的な発言しちゃうけど、
そんな顔も好きだったな。
「だってさ。お前の隣は俺だけなんだろ(笑)？」
「………！！ってめぇ……さっきまで意識なかったくせに……」
「何それ？藤ヶ谷嬉しいくせに〜(笑)」
「……ちっ」
.
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作者名：ちぇりリン
| 作成日時：2015年7月22日 3時
