未来でも、見に行こうか。-藤北- (ページ19)

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「じゃあ、今日は帰るね♪またね～宏光。」

「……今日は赤飯だな。」

「師匠…(笑)」

　

帰るときには3人とも、

頬にいっぱい、涙の跡を残しながらも

笑顔になってくれた。

「…ヨコオさん、やっぱりキスマイの母やな(笑)」

「……ってかさ。さっきから気になってたんだけど…

　何で神様、俺のことは北山って呼んでんのに、

　横尾さんのことは、横尾さんって呼ぶの？」

「ん～…特に意味はない。何となくってやつ。」

「…………変なの。」

皆。

俺もね、

この神様が近くにいてくれてるから

1人じゃないんだよ？

　

ちゃんと、希望をもってる。

それで、ちゃんと生きてるよ。

　

「……あとは玉と宮田と………藤ヶ谷、か。」

「タマモリとミヤタは、もう来んで？」

「そっか。楽しみだな(笑)」

　

玉にも、宮田にも、そして藤ヶ谷にも…

ちゃんと届きますように。