6◆今年の夏はエネルギー不足◆ ページ6
『なんで、かず兄は気づいてくれるのに、Aは気づかないのかな…』
「もう、言っちまえばいいのに」
『だって、フラれたら嫌じゃん。あと二年も、一緒の空間で過ごすなんてムリ』
「じゃぁ、誰かに取られてもいいのかよ」
『それもヤダ』
「ワガママだな(笑)あいつはさ、潤に甘えすぎだよね。まぁ、お前もAに甘過ぎだけど」
『そうかなぁ？でも、Aの為なら俺、何でもできる気がする』
「だろうな(笑)まぁさ、たまには引いてみれば？」
『そんなのムリ…ただでさえ、今年の夏はA不足なのに…』
「はは、あんなダメダメな妹を、こんなに大切にしてくれるヤツがいて、俺は安心だよ」
�爐燭泙砲楼�いてみれば？��
そんな事をする日なんて来ないと思っていたのに
Aと距離を置くことになるのは、もう少し先の
「じゃ、俺そろそろ帰るわ。明日は朝からよろしくね」
『ん？朝から？誕生日会は夜だよ？』
「ふふ、明日になればわかるよ…」
かず兄は、ニヤりと笑って出ていった
宿題もさっきので全部だったから、完全制覇！
我ながら、よくやった！と思ってる
これでも、成績は学年2位だったりするんだよね
受験の時に目覚めたのか、勉強はできる方になった
実はAの為に毎日、予習・復習してるんだ
いつ「教えて！」って言われてもいいように…
けど、Aは出来るのにしないタイプだから
ホントはそこそこ出来るし、かず兄も頭がいい
ましてや、二人の父さんができる人だからな…
だから、俺の頑張りは、まだ日の目を見ない
雅紀松潤さ、今日昼からヒマ?買い物行かない?お祭りに着ていく服欲しくて!
JUNいいね!俺も欲しかったから、行こうぜ!
雅紀じゃぁ、後で駅前でね!
リビングに向かうと母さんが
昼飯に冷やし中華を出してくれた
『飯食ったら、相葉君と買い物行ってくるね』
「相葉君って、バスケ部で一緒の？」
『そっ！じゃぁ、行ってくる』
雅紀の事は、中学の時から試合で見かけたりしてて…
そしたら、高校で一緒になって、すぐに意気投合
俺がAの事を好きなのも知っている
毎年二人で行ってた地元の夏祭り…
今年はAが、雅紀を誘って欲しいって言ってきた
三浦も誘って、四人で行こう！って
俺は、二人きりが良かったけど
Aの可愛いお願いを断れるはずもなく
渋々雅紀に声をかけた…
7◆“憧れ”は“必然”のもの◆→←5◆俺の中心はいつだって…◆
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二葉（ふたば）(プロフ) - ゆかりさん» 読んでいただき、ありがとうございます(^^) (2018年7月20日 18時) (
レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - ニノしようちゃんの潤君愛してる (2018年7月15日 6時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
二葉（ふたば）(プロフ) - はるさん» はる様！早速ありがとうございます(^^)彼の方が好き好きだと、いつも以上に応援したくなっちゃいますよね(。-∀-)まだまだ、始まったばかりですので、これからの展開もお楽しみに！ (2018年7月7日 20時) (レス) id: 90e6df2236 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 二葉さん新作ありがとうございます！なんだか可愛い二人…男の子の方が好き好きなお話好きです！（好きが多い）これからどうなるのかとっても楽しみです！ (2018年7月7日 10時) (レス) id: b3c5b647ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年7月4日 23時
