恋・F-1 ページ36
ザワザワ…
ガヤガヤ…
「… ーい… 」
「ガヤー！ココーーー！！」
あ、いた。
ザワザワ…
ガヤガヤ…
「ごめん、遅くなった」
「ううん、俺らもさっき来たとこ」
みつの隣の席にカバンを置き、玉の横に座った。
ビールを頼み、しばし待つ。
「はぁ〜… 疲れた〜… 」
「出張ご苦労様♪」
玉が可愛くにっこり笑った。
男の俺にまで無駄に愛想をまく、玉。
あっち系の奴だったら確実に勘違いしてるよな…
「で？」
「ん？」
みつが俺の顔をじーーっと見つめた。
「で？って 何が？」
「Aとは？その後 どうなの？」
かぁああああ…
「まぁ… その、ふっ… 上手くいってるけど？」
「いやらしい笑い方すんな」
だって…
いやらしいことしてるし♪
「でも、良かったよなぁ、マジで」
「お前らのおかげでーす。あざーーす！！」
そう…
Aと付き合えて、同棲までできるようになったのは この２人がいたから。
俺一人では、ただ悶々とした日々を過ごしてるだけだった。
「でもさ、お前 よく 利香を許したよな、あんな女をさ」
「あ、俺も思った！！Aをストーカー呼ばわりしてさ！！マジでムカついた！！」
玉とみつは、利香の悪口を言い始めた。
俺は、黙ってそれを聴いていた。
「ムカつかんの？お前」
「え？あ〜… まぁ、すげぇ ムカついたよ」
ムカついたけど…
「俺さ… 何となくわかるんだ、利香の気持ち」
「「えっ！？」」
…
琥珀色のビールの泡をジッとただ見つめた。
「俺もさ、ストーカーだったし… 」
「「なにぃ！？」」
あ、カミングアウトしちゃったかも…
「その… 陰からコソッと… … 」
「「はぁ！？」」
声がデカいなぁ…
「ガヤが… ストーカーって… マジか… 」
「忘れようと一応は努力してみたんだけど… 」
全然 無理だった。
月に一回は、実家に帰り Aに会いに行った。
でも、なかなか彼女の出勤日に出逢えず、会えるのは３ヶ月に１回程度。
会いたくて会いたくて しょうがなかった。
働く姿を陰から見ては、会ってる感覚になり嬉しくなった。
「はぇ〜… そんなに好きだったとは… 」
「よくもまぁ、我慢できたな… 」
我慢…
うん、すげぇした。
手を伸ばせば届くのに…
俺は、穢してはいけない聖なる者と勝手に思い込んでいたんだ。
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亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。すみません、お返事できなくて。でも、琉衣さんの為に続きを書きました。読んでね(*^▽^*) (2022年1月1日 13時) (
レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！ハマってしまって繰り返し読ませて頂きました！ (2021年12月16日 17時) (レス) @page50 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ！読ませて頂きました！ドキドキでした(>ω<///)💕 (2021年12月15日 19時) (レス) @page50 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - アップルさん» アップルちゃん！こんばんは！玉ちゃんもみっくんもあるんです！！どうぞ読んでくださいね（*^_^*） 次回作の「オアシスの恋」はまだ完成ではないので、プロローグですけどね。学校頑張ってますね！私も見習って頑張ります！また「オアシスの恋」にコメくださいね！ (2017年7月7日 20時) (レス) id: ceded95606 (このIDを非表示/違反報告)
アップル(プロフ) - 亀猫さん» こんばんは！玉ちゃんサイドまであったんですね！！キュンキュンしました！最近バイトを始めました。夜遅くに終わるので朝大変です、、、まだ、無遅刻無欠席なので頑張って毎日起きて学校に行きたいと思います！暑いので気をつけてくださいね。 (2017年7月6日 23時) (レス) id: 0684b68bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀猫
| 作成日時：2017年5月23日 19時
