恋・4 ページ4
すっかり食べ終わったお弁当をカバンにしまった。
「じゃあ、決まり次第LINE入れるね」
「え?もう行くの?」
???
「もう少しいろよ」
「うん?」
また席に座り直した。
「お前は?」
「何が?」
…
…
「何がよ、藤ヶ谷君 何か変じゃない?」
「別に変じゃねぇよ!」
そう?なんか情緒不安定な気がするよ?
「で、どうなの?お前は?」
「だから 何が??」
…
… ?
「… 男」
は?
「男?… ああ?彼氏ってこと?いないいない、こんな男勝りの私なんか好きって言ってくれる人なんかいないよ〜!あははは!!」
自分で言ってて虚しいけど、実際 彼氏がいたことはない。
目が肥えてしまって なかなかコレ!って人がいないんだよね。
まぁ、原因は、目の前の人なんだけどね…
「… そっか、いないのか」
ん?
「あ、今 バカにしたでしょう可哀相な奴って!!」
「どうせ モテモテの藤ヶ谷君みたいじゃないわよ!ふんだ!」
ガタン!!
「ち、違うって!!」
「え?どうしたの?急に立って??なに?」
…
「いや… その… 」
????
ピッ… ザァーーー…
『 高野さん、高野さん 戻って来れますか? 』
「あ、ごめん インカム呼び出し来た」
「え!?」
カバンを持った。
「ちゃんと連絡するから!じゃあね!!」
急いでロッカーにカバンを放り込み、仕事に戻った。
お客様と話してる中、気づく視線…
藤ヶ谷君が私を見ていた。
ゆっくり手が上がり…
口が動く…
『 じゃあ、またな。バイバイ 』
爽やかに手を振り いなくなった。
…
一体 藤ヶ谷君は何しに来たんだろう?
玉ちゃんかみっくんに言えばいいだけなのに わざわざこんな所まできて…
「やっぱ、スリーキングのトップは謎だ」
藤ヶ谷 太輔…
謎多き男。
そんな彼が私のことをずっと好きだったなんて全然知らなかった。
そう… この物語は、私と彼の話。
6年の遠回りの恋だったのです。
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亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。すみません、お返事できなくて。でも、琉衣さんの為に続きを書きました。読んでね(*^▽^*) (2022年1月1日 13時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!ハマってしまって繰り返し読ませて頂きました! (2021年12月16日 17時) (レス) @page50 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンバンハ!読ませて頂きました!ドキドキでした(>ω<///)💕 (2021年12月15日 19時) (レス) @page50 id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - アップルさん» アップルちゃん!こんばんは!玉ちゃんもみっくんもあるんです!!どうぞ読んでくださいね(*^_^*) 次回作の「オアシスの恋」はまだ完成ではないので、プロローグですけどね。学校頑張ってますね!私も見習って頑張ります!また「オアシスの恋」にコメくださいね! (2017年7月7日 20時) (レス) id: ceded95606 (このIDを非表示/違反報告)
アップル(プロフ) - 亀猫さん» こんばんは!玉ちゃんサイドまであったんですね!!キュンキュンしました!最近バイトを始めました。夜遅くに終わるので朝大変です、、、まだ、無遅刻無欠席なので頑張って毎日起きて学校に行きたいと思います!暑いので気をつけてくださいね。 (2017年7月6日 23時) (レス) id: 0684b68bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2017年5月23日 19時