▶マッドスマイル (ページ20)

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笑顔が19こページ20

ak「ああああぁぁ！！！！」

kn「おいっ！はぁ……何しんねん……」

コネシマは手を額につけると、大きくため息をつく。

『どう？シッマ、今添加物ちゃんのこと心配してる？』

相変わらず無邪気な笑顔でコネシマに尋ねると、コネシマは「してる、してる」と答える。
その言葉を聞くと、Aはぱぁと顔が明るくなり、ぐるんと顔を添加物の方へ向け、ウキウキとした声で添加物へ声をかける。

『ねぇ！シッマが心配してくれてるで！！どう？これで笑顔になる？笑って、笑って！！』

子どものようにねだるAをよそに、添加物は声にならない叫びをずっとあげている。添加物は本能的にAから離れようとするも、Aが腕を掴んで離さないため、それも叶わない。
ジタバタとしている添加物、キラキラとしているA。カオスな現場にコネシマはこの場をどう収めるか考える。
すると、後ろからパタパタとロボロが走ってくる。

rbr「なんか叫び声が聞こえたけど……」

ロボロは現状を見ると言葉に詰まる。

『あ、ロボロ！そうかシッマはリアクションが薄いから満足できひんかったんか！ロボロはその点大きいからな！添加物ちゃん！ロボロも来てくれたから、もう一回しよっ！！そしたら笑ってくれるやろ？笑えるやろ！！』

そう言いもう一度切りつけるべく、カッターを振りかぶるA。その言動に添加物は泣き叫び、逃げようとしてジタバタとする。

ak「いやぁぁぁぁぁぁ！！！！やめてぇぇぇぇぇぇぇ！！！！」

rbr「あぁ、なんとなく察したわ……。A、もうええんとちゃうか？これ以上やったら笑ってくれへんで？」

その言葉にAの動きがピタッと止まる。

『……添加物ちゃん、そうなん？』