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「あ、もうビス懐いてるねぇ。……ねぇ、チャイってビスの事苦手なのかなぁ？」
「んー、人見知りしてるのかも」
「仲良くなって欲しいんだけどな〜」
私の膝の上に座るフレンチブルドッグと、大人しく頭を撫でられているチャイちゃんを見て勝利と男の人がほのぼのと会話をしている。
ぱちんと目が合うと、茶色の髪の男の人はふにゃりと笑った。ぷっくりした涙袋と薄い唇。すっと懐に入ってきそうな、親しみやすそうな雰囲気を纏っている。
「初めまして！ 松島聡といいます。勝利とは10年くらい友達なの。よろしくね！」
「あ、こちらこそ初めまして！ 神無月Aといいます。勝利とは１ヶ月くらい前に会って……えーと……？」
我が物顔で勝利の家に帰って来た女が友達なんておかしいし……でも付き合ってるって言うのも違う気がするし……。ちら、と松島さんの後ろに立つ勝利を見ると、勝利もス、と静かに視線を逸らした。
「あ、さっき勝利に説明してもらったから大丈夫！ マンションの前で酔って寝ちゃってたのを拾ったって」
「拾った……そんな感じですね」
捨て猫みたいな説明がなされている。まぁでも、家事が出来る猫みたいなもんか……。
「ごめんねぇ恋人になってなんて勝利のワガママに付き合ってもらって。でも勝利の作るご飯美味しいよね！ 俺土鍋ご飯好き！」
「へっ。あ、私はお味噌汁が好きです」
「お味噌汁も美味しいよねぇ」
さらりと「なんちゃって彼女」であることも知っているということが分かり、思わずもう一度勝利を見る。ホントに全部説明したんだ……ということは、酔い潰れた原因なんかも話しちゃったのだろうか。恥ずかしい。
勝利はというと、私の視線に対して「何？」と強めな返事をしてきた。早く帰って来たこと怒ってるんですか？ 怖いです。
「Aは食べてくるって言ってたから晩ご飯無いよ」
「えー！？ お味噌汁……」
「無いから」
冷たく言い放つとそのままスタスタとキッチンへ進んでいく勝利。どうやら晩ご飯を作っている途中だったらしい。
「えー？ 勝利さっき一緒にスーパー行った時多めに食材買ってたじゃん。炊くご飯の量も２人にしては多かったし」
「松島さんそれホントですか！？」
「うるさい。聡くんの分も無いから」
「「えぇーーっ！？」」
松島さんと２人で騒ぐと、その声に反応したワンコ２匹もうぉんうぉんと吠えだした。
「もー、ホントうるさい。嘘だよ」
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ハル(プロフ) - あかねこさん» ありがとうございます(*'▽'*)読んでくださるの嬉しいです！頑張ります〜( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年1月4日 21時) (
レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - あ〜〜続きが気になりすぎる！更新頑張って下さい！待ってます。絶対読みます〜♪ (2020年12月29日 11時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 駿さん» なんて嬉しいお言葉……！ありがとうございます(*'▽'*)これからもきゅんをお届け出来るように頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年12月28日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - セクゾの小説でこんなにきゅんきゅんしたの初めてです（；＿；）更新楽しみにしてます！ (2020年12月28日 17時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 真緒さん» コメントありがとうございます(*'▽'*)好きと言っていただけるのとても嬉しいです…！これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！ (2020年12月18日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
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