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別に怒ってないし、Aが誰とLINEを交換しようが関係ないけれど。
俺たちアイドルだってAは知らないってこと、聡くんに説明したよね？
それに、Aも。危機感を持ってってこの前言ったばっかりじゃん。こんなに簡単に男と連絡先交換して……聡くんは良いヤツだよ？ 良いヤツだけどさぁ。
口には出せないから心の中でブツブツ文句を言ってるうちに、Aと聡くんはLINEのQRコードをかざして交換してしまった。
隣に立つAが持つスマホの画面には、ビスがアイコンの聡くんの連絡先。それを数秒見つめていたAは、ちら、と無言で俺を見上げた。
「……何？」
「いや……類は友を呼ぶんだなぁと」
はぁ？ と聞き返すと、Aは笑いを堪えるように少し口元を緩ませて「なんでもないです」とスマホに視線を落とした。テキパキと操作して、まだ吹き出しのなかった聡くんとのトークに可愛らしいスタンプを送る。
「あ！ スタンプ来た。ありがとね！」
「はい。よろしくお願いします」
ふわりと目を細めて微笑む聡くんとA。……まぁ、いっか。この２人は波長が似ているのか、仲良くなりそうだし。
スマホをポケットに入れた聡くんは、ビスを抱き直すとキャップをきゅ、と深く被った。
「じゃあね！ おやすみ！」
・
パタン、と玄関ドアが閉まる。チャイを抱っこしたままリビングに戻ると、その後ろをAがペタペタとついてきた。
「……とりあえず、お風呂でも入る？」
「そうですねぇ」
置きっぱなしになっていたカップをAがキッチンへ運んでくれる。……そういえばお風呂場には汚れたカーペットがある。あれ洗うの大変だろうなぁ。
ぼーっとソファに座っていると、慣れた様子で洗い物を済ませたAがお風呂のスイッチを押した。パタパタとお風呂場やキッチンを行き来する足音はなんだか心地よい。
「カーペット洗わないとですね」と笑いながらソファにやって来たAは、帰ってきてから置きっぱなしだったリュックを手に取ると部屋へと向かっていく。
なんかちょっと眠たいし、Aに先にお風呂入ってもらおうかな。膝の上のチャイは暖かくていつも眠気を誘ってくる。
茶色くてサラサラの毛をゆっくり撫でていると、不意にガチャン！ と勢いよくドアが開く音がした。
どうしたんだろうと振り向くと、ドアの前に立つAの手元には洗濯カゴがぶら下がっていた。
「……あ」
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ハル(プロフ) - あかねこさん» ありがとうございます(*'▽'*)読んでくださるの嬉しいです！頑張ります〜( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年1月4日 21時) (
レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
あかねこ - あ〜〜続きが気になりすぎる！更新頑張って下さい！待ってます。絶対読みます〜♪ (2020年12月29日 11時) (レス) id: 14cacb4dbc (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 駿さん» なんて嬉しいお言葉……！ありがとうございます(*'▽'*)これからもきゅんをお届け出来るように頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年12月28日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
駿(プロフ) - セクゾの小説でこんなにきゅんきゅんしたの初めてです（；＿；）更新楽しみにしてます！ (2020年12月28日 17時) (レス) id: c2f4c5f056 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 真緒さん» コメントありがとうございます(*'▽'*)好きと言っていただけるのとても嬉しいです…！これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！ (2020年12月18日 21時) (レス) id: c9566d77ee (このIDを非表示/違反報告)
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