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三分間。 ページ3

あれから私は自分のベッドで本を読んでいた。


「ふぅ…」


半分くらいまで読み進め、時計を見たら6時を指していた。

少し百瀬さんの様子を見ようと部屋を覗いてみると、彼女さんはつっぷして寝ていた。
百瀬さんももう安定してきた。良かった。

…そういえば。
なんか喉乾いたなって思ってたら、百瀬さん見つけてから自動販売機行ってない。

面倒くさいけど買いに行くか。病気以前に喉が渇いて死ぬなんて嫌だしね。





「…お、」


自動販売機を眺めていると、新しい商品が。

“いちごみるく”

コンビニとかにはあるらしいけど、ここの病院には無かったから嬉しい。
今日はこれ買ってみようかな。

いちごみるくが落ち、手に取った。
冷たくて気持ちいい。


「…」


お財布の中身を確認してみる。

まだ余裕はある。いちごみるくくらい、大丈夫かな。


_____ガコンッ。





百瀬さんの部屋に寄り、百瀬さんが寝ているベッドにもう一本買ったいちごみるくを置く。

なんだか眠くなってきちゃった。
百瀬さん運んだし。私にしては頑張った。

自分の部屋に戻り、ベッドに入った。
夜ご飯の前まで寝ちゃうか。











「…さー……ん、…さーん、Aさーん、」

「…ん、」


肩を揺すられて目を覚ました。
部屋の電気はうすく点いていて、もう夕方か。なんて考えた。


「夜ご飯ですよ。」

「んあ、ありがとうございます。」


やば、寝ぼけた声でた。


「ふふっ、では、一時間後に取りに来ますね。」

「はい、ありがとうございます。」


ありがとうございます言い過ぎか?
別にいいよね、言われて悪い気はしないし。

食べようと机を見てみると、小さなメモ帳が。


「あ、そちらAさんが運んでくれた患者様からですよ。うふふ」


怪しげな、そしてどこかご機嫌な笑みを残して去っていった。

メモ帳を手に取ってみると、短くこう書いてあった。
________________________________________

良かったら連絡ください。

080-〇〇〇〇-〇〇〇〇

百瀬 さとみ
________________________________________

さとみさんっていうんだ。
「良かったら」って書いてあるけど連絡しろ感やばい。

明日連絡いたします。…なんか会社の連絡みたいになった。

四分間。→←二分間。



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設定タグ:すとぷり , さとみ , 莉犬くん   
作品ジャンル:恋愛
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リゼ@純粋少女(プロフ) - 遊琉さん» ありがとうございます!なうで頑張ってます!!! (2020年12月19日 0時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
遊琉 - 俺リゼさんの受験を身内のように応援しますn(((((頑張ってください!応援してます!更新ずっと待ってますね! (2020年9月8日 22時) (レス) id: d4ed3a6891 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ@純粋少女(プロフ) - 水果さん» ここぞとばかりにやり返してくんなやww (2020年9月8日 19時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ@純粋少女(プロフ) - 葉琥さん» はい、頑張ります!ありがとうございます! (2020年9月8日 19時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
リゼ@純粋少女(プロフ) - 絵宙(えそら)さん» ありがとうございます!待っててください… (2020年9月8日 19時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リゼ@純粋少女 | 作者ホームページ:いやまじね、リゼさん変態だからね。  
作成日時:2020年8月16日 23時

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