恋と憧れ３【0617*】 (ページ22)

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｢結局残業……｣

誰もいなくなったデスクに突っ伏して。

和くんは今日松本さんのとこと最終確認だって言ってた。

2時間もかからないうちに終わったんだけどもう外は暗い。

?｢あれーAちゃん！｣

｢あ、村上先輩。お疲れ様です｣

誰もいないって思ってたけど、席を外してた村上先輩が戻ってきて。

遥ちゃんが言ってたこと思い出してなんとなく気まづくなる。

村上｢あとどんくらいで仕事終わんの？｣

｢あ、えっとー今終わって帰るところです｣

村上｢お、じゃあ一緒に飲みに行かない？俺もちょーど帰るところだったんだよ～｣

私の肩に手を置いてニコって笑って。

｢あ、あのちょっと約束があって、すいませっキャ！｣

手を払ってカバンを手に取ろうとするとその腕を掴まれて。

村上｢なに？彼氏のとこ？どーせ遊んでんでしょ？それなら一晩くらい良くない？｣

｢ーっ、ふざけないで。そんな訳ないでしょ！？｣

許せなくて。気づいたら先輩の頬を思いっきりビンタしてた。

和くんとの事をバカにされた感じが気がして……凄く悔しかった。

村上｢いってーなぁ｣

落ちたバックを拾って出ていこうとした瞬間また手をグッて引かれて

無理やりキスされた。