恋って言ったら愛に行くから好きって言って！ (ページ9)

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でも苦しくて自分の胸を押さえていた

周りのざわざわする声がもう自分の耳には聞こえなくなって、もうあの人しか見れなった

そんな様子に気づいたのか綾は聞いてきた

綾「まさかブクロさんがここで登場だとは、てっきり大津さんのぷらもでるかとってA？

どうしたの心臓を抑えて体調悪いの？」

「体調は大丈夫なんだけど、胸が苦しいの」

綾「えっ！どうして急に」

「わからない、分からないけど...あの人、あの人を見た時から心臓が今までで一番ドキドキしてるの

まるで張り裂けそうになるぐらいに、苦しいの」

綾「あの人って...だれ」

綾は私の背中をさすりながら真剣に聞いてくれた、私は一番登場の時ざわざわしていた人を指さした

「あの人...なの」

すると一瞬こっちを向いてフッて笑ってくれたように感じるとますます心臓が痛い位に鼓動が鳴った

綾「まさか、ブクロさん？」

「苦しい、苦しいの、綾...これっていったい何なの？笑いかけられたとき私の心臓が

もっと張り裂けそうになった、ねぇ！どうすればいいの？」

何言わずにただ驚いた顔をしていた

綾「なら解決方法はその人を見続けることだよ......」

「ホントに？」

綾「帰りにその心臓が痛い理由を話すから」

「ありがとう、綾...それで私がさっき指さした人って何て名前なの？」

綾はなぜか言いにくそうな顔をしながら

綾「......さらば青春の光っていうお笑いコンビの東ブクロさんだよ」

「さらば青春の光の......東ブクロさん」

名前を呟いただけでも自分の心臓は自分でも驚くほどに高鳴り息苦しくなるほどだった

「何なんだろう、これ」

だから綾の言った言葉は聞こえないほどもう東ブクロさんしか見ることが出来なくて

いつのまにかばし君の服の色でペンラを振っていたけどもうブクロさんの着ている服の色に変えてた

両手でペンライトをもって見ていた

綾「まさか......あんな女たらしクズ芸人を好きになるだなんて

免疫がなさすぎるのも考えようだわ」

綾はため息をついてとりあえずは目の前でやっているライブを楽しむことにした

「ブクロさん、見てると凄くドキドキする」

綾「カッコいいよね」

「確かに！凄くカッコいい！！」

綾「だね～」

目の前では歌ってダンスをするブクロさんに夢中になっているA

そんな姿を見て綾はこれからAはどんな風になるのか考えてたらいつの間にかもう推しである

ばし君がいなくなっていた