運命の出会い ページ8
正直言って物凄く面白かった
初めのサイバー系の楽曲が流れてダンスも凄くて綾に名前を逐一聞いたりしていて
凄く興奮したしワクワクした
こんなところに来たのは初めてだったからドキドキしてたらまたイントロが始まるとさっきよりも
声が大きくなっているのに驚くと目の前で爆発音がして思わず耳を塞いでしまった
綾「きゃ！！正直隊だ！！むっくん！！！ほらAもペンラ黄色にして」
「は、はい」
綾や周りに見習ってペンラを振っていた、すると目の前にいた三人がトロッコに乗ってこちらに来た
手を振ってきたから私も手を振ると黄色い服を着ている人と目が合って笑いながら手を振ってくれた
綾「きゃー！！！いまむっくんAに向かって手ぇ振ってくれたよね」
「だよね」
綾「羨ましい！！」
そう言っていると中央の場所で歌ってトークをしていたから振り返って聞いていた
ペンラを振ったり拍手をしたりすると黄色の服を着たむっくんという人が
む「次に出てくるのは俺たちの事務所後輩でコイツらだぁ！！！」
と言って目の前の舞台を指さすと綾が見せてくれたうちわに乗っている人たちが出てきて
綾「ギャア！ばしくーん！！！」
「どれ？どれがばし君？」
綾「A！早くペンラ緑にして振って、思いっきり振って！！」
「緑ね、緑ありがとう」
私は急いで黄色から緑に変えていると歌が始まった
「なんで赤とか黄色とか言ってるのに人がいないの？」
綾はこちらを見ずに
綾「脱退してるって設定だからね」
「そうなんだ、めっちゃかけてるね」
綾「私はまぁばし君が見れるからいいんだけどね」
すると個人ダンスに入って私たちの目の前でばし君が躍ってみたことのない綾の顔を見た
曲が終わって拍手していると急にどこからか声が聞こえた
私は訳が分からずあたりを見渡すと綾はもう泣きそうな顔になって私の方を見てきた
綾「今の声聞いた？もう中さんだよ」
「もう中さん？」
綾「ってことはまさか！ブクロさんがここで登場ってこと！！」
綾が大きな声で言うと周りもざわざわしだしてさっきとおんなじ曲が流れると欠けていた色の服を
来た人たちが現れてイントロを歌いだした、その時の感性は一番じゃないかと思った
その中でひときわ声が大きかった人を私は見た瞬間自分の心臓がありえないほどドキドキしたのが
分かった
こんな事人生で一度も無かった、だからこそこの胸の苦しさが分からなくて
でもあの人から目を外すことが出来なくて
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作者名：リンさん | 作成日時：2022年10月30日 23時
