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「って感じかな〜」
私が話していると綾は羨ましそうな顔になって
綾「いいなぁ〜Aの家はまさに上流階級って感じね」
「上流階級って綾の家もそうじゃない、ここの大学に入れる位なんだから」
綾「だけどどうせうちは周りから浮いてるでしょ」
口をとがらせてスマホを見ていた
そうだ、綾が色々言っているがこの大学は日本でも五本の指に入るほどのお嬢様女子大学なわけで
周りにいる子たちもお嬢様らしい、確かにすこし周りと綾は浮いていると言われれば
浮いているように思う
綾「大学は入れてもらったけど、寮だし自由に使えるお金なんてないからバイトしてるの
そんな優雅な事なんてできないし親だって仕送りしてくれないしさ〜」
「ふーん」
綾「で！お母様と会った時でどこで会ったのよ」
「どこって......言いたくない」
綾「何でよ！言いなさいよ」
「いやったら、いやよ！」
綾「どうせ銀座でしょ、銀座でアフターヌーンティーしてから表参道に行ったんでしょ」
「そうよ、そこから服とか色々また買ってもらった、いっぱい服があるからいいって言ってるのに」
綾「羨ましぃ〜うちもそんなこと言ってみたいわ」
「うるさいな、それで話を大分戻すけどさ、それでいつなの？その〜ライブは」
綾「一週間後の木曜日、うちら全休じゃんその日、だからちょうどいいでしょ」
「一日だけなんだ」
綾「いや、本当はツーデイズなんだけど流石の私も１０万は使えなかったわ」
「ふーんそうなんだ」
綾「いま、私だったら使えたなって思ったでしょ」
「......思ってないよ」
綾「いや！思ったでしょ、確実に！思ったでしょ」
「もう思ってないから」
綾「分かった分かった、あ〜このお金でグッズと見た目に金をかけられる」
「たかがって言ったら悪いかもしれないけどなんでお笑いライブにおしゃれしていく必要があるの？
相手からは私たちの姿見えてないんだから意味ないでしょ」
そう言うと人差し指を横に振って
綾「チッチッチ、見えなくっても意識されなくってもっていつもなら思うかもしれないけど
この壁クリア席はお見送り特典があるからしっかり綺麗でかわいい格好で行かなきゃいけないから
Aもこの時ばかりはしっかりおめかししてきてもらわないと！」
「おめかしって、綾も知ってるでしょ...私化粧も服も決めるの苦手って」
綾「じゃあ明日と明後日は美容dayという事で徹底的にやるから！」
「お、お手柔らかに」
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作者名：リンさん | 作成日時：2022年10月30日 23時
