濃藍【青】

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「うわあああああああ〜〜〜」


顔を洗ってダイニングへ行ったら、テーブルに並べられた豪華な朝食。


フレンチトーストにサラダ、カリカリに焼かれたベーコンとコンソメスープ。
ヨーグルトまでついてる。


「なにこれ。 ホテルのモーニングみたい」


感動する私をよそに、ころちゃんとさとみさんは席に着く。


「ころん、お前もう少し冷蔵庫に食材入れとけよ。
おかげで朝からコンビニ行く羽目になっただろ」


「早朝から買い物に行ってこんな朝食作ってくれるなんて、さとみさんイケメンすぎません？ 結婚して」


「やだよ。 Aと結婚したらころんという名の小姑が付いてくんだろ？」


別に私ところちゃん、本当の兄妹じゃないんだけどな。


そんな私たちの会話を聞いていたころちゃんがふくれっ面になる。


「そうそう。 Aなんてやめた方がいいよ。
ガサツだし胸ないし」


なにこいつ。
朝からケンカ売ってんの？


「ふーん。 今日作り置き作っていってあげようかと思ったけどやめた」


「えっ？ うそ！ ごめんなさい」


とたんにすごい勢いで謝ってくるころちゃん。


「なに？ 作り置きって」


「たまに休日にご飯のおかずを作り置きしてあげてるんです。 自分の分作るついでに」


意味がわからないという顔をしたさとみさんに説明する。


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