五十二話 ページ7
「今は球技大会中で校舎内は立ち入り禁止だ。体育館にもどれ！」
風紀の腕章つけてるし、風紀委員の人なのか。
ノートの雲雀恭弥のページに「風紀委員長」と書いていたから、その部下みたいな人だろう。
事情を説明すればなんとかなるか。
『僕は明日からこの学校に通うのですが…』
「明日からだと？今日まで並中に来ていなかったのか!?」
は？
遮られた挙げ句サボリとか引きこもりと勘違いされたようで僕は流石にイラッとした。
そんな勘違いがあるか、と目の前の風紀委員を睨み付けると、そいつの向こうから誰かが来るのが見えた。
「何を騒いでいる？」
「ふ…副委員長！！」
風紀委員君よりも立派なリーゼントの頭でやって来た彼は、副委員長らしい。
風紀委員君より断然迫力があり、本当に中学生と疑いたいところだ。
「…君は転校生の獄寺Aか？」
副委員長さんは僕の顔をみてきいてきた。
『はい。明日からこの学校に通う獄寺Aといいます』
転校生、という単語に自分の間違いに気付いたのか、風紀委員君が顔を青くする。
さっきまで僕が従わないからと顔を真っ赤にして怒っていたのに、コロコロ顔色が変わるなと感じながらも続ける。
『今日は校内を見学するために来たのですか、駄目でしたか？』
どうやら副委員長さんには話が通っているようで、「許可が出ている」と校内に入らせてくれた。
「く、くれぐれも器物を破損したりしないように」
なんかどもついていたけど、気にすることでもないだろう。
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善 - え？？？まさかの終わり？ちょっとちょっとw (2020年8月9日 13時) (
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ゆかささん - え、終わり？ (2019年9月11日 13時) (レス) id: 5b083c8d79 (このIDを非表示/違反報告)
ややるる(プロフ) - 最高wwwww (2018年7月14日 14時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ (2017年2月12日 22時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
のぞち - 次のお話も楽しみにしてます！ (2016年8月14日 0時) (レス) id: d7cfc455d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ART | 作成日時：2015年4月29日 17時
