七十四話 ページ29
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昨日も一昨日も特に何の問題もおきなかった。
ノートに書いてあった次のイベントは“ハル加入”。
…詳しく書くのが面倒になってきて簡略化されたのだろうが、内容的には三浦ハルが綱吉君と知り合うかなんかだと思う。
それならそろそろだろうな、と考えながら登校していると、「あちょー！」「ほぅ！」などと気合いが聞こえてきた。
朝っぱらから誰か芸でもやっているのかと辺りを見回すと、橋の方で二人の人間が踊っていた。
…いや、ちがう。踊っているように見える人影の片方は主、綱吉君だ。
どうやら鎧を着込んだ謎の人物に襲われているようで、足元を気にしながら避けている。
次のイベントは三浦ハルじゃなかったのか…!?
物語の予定になくとも、避けている本人が案外余裕そうでも、綱吉君が危ない目に遭っているのは見逃せない。
急いでダイナマイトとタバコを用意し走って向かった。
「オレはマフィアのボスになんかならないって言ってんだろ！」
僕に気付かないようで鎧の人にそう叫んでいる綱吉君を引っ張り背に庇い、鎧の人に言う。
『君、今すぐ武器を下ろして大人しくしろ。でないとボンゴレへの攻撃とみなすよ』
ダイナマイトをいつでも火がつけられる状態にして忠告すると、鎧の人は「なんでそんな物騒なもの持ってるんですかぁ!?」と後退した。
あちょー、とかっていう声を聞いててもしかしてと思ったけど、女の人なのか？
イタリア人として13年生きてきて、幼少期は男として過ごしていた。
だからというか、女性に手をあげるのは憚られるが、仕方がない。
『ごめんね。…果てなよ』
彼女に放ったダイナマイトは彼女の2m前程で爆発した。
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善 - え？？？まさかの終わり？ちょっとちょっとw (2020年8月9日 13時) (
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ゆかささん - え、終わり？ (2019年9月11日 13時) (レス) id: 5b083c8d79 (このIDを非表示/違反報告)
ややるる(プロフ) - 最高wwwww (2018年7月14日 14時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^ (2017年2月12日 22時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
のぞち - 次のお話も楽しみにしてます！ (2016年8月14日 0時) (レス) id: d7cfc455d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ART | 作成日時：2015年4月29日 17時
