【REBORN】もしも。2【獄寺隼人成り代わり】 (ページ3)

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四十八話ページ3

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『……おお…これが本物の並中の制服……！』

届いた制服を袋から取り出しながら、感動する。

どんなだったかとか、細部は覚えてないけれど、憧れたマンガの制服だ。気分が高揚してしまう。

並中の制服はブレザーとベストorセーターだ。
今は6月だから夏服だけでいいが、冬服も注文してあったのでまた整理が大変だ。

一昨日家につき、昨日片付けを終わらせ、今日は学校に必要なものを買いに行こうと思っている。

今は午前9時半頃で、この服はついさっき宅配で届いた物である。ボンゴレの方で頼んでくれていたようだ。

『……ん…？…え、はぁ!?』

スカートを取り出そうとしたら…それはズボンだった。

え、ナニコレ。

想定外のことが起きて一瞬固まるが、直ぐにガナッシュさんに連絡する。

「はい…なんですか？」

『こんにちはガナッシュさん、夜にすみません。あの…制服のスカートが無くて、ズボンだったんですが…！』

「…ちょっと待っててください」

どうやらガナッシュさんも知らなかったようで、バタバタした音を立てたあと、戻ってきた。

「注文の紙と領収書を見ましたがどちらもズボンとなっていました。記入ミス…と言いたいところですが…」

口籠るガナッシュさんを問いただすと、返ってきた言葉にただ呆れてしまった。

「おそらく…ヴァリアーの誰かが書き換えたのかと…」

『なにやってんだあいつら!?』

聞くと、注文した次の日、本部にベルが来ていたらしい。その時ガナッシュさんのデスクの中に領収書などを入れたままだったから、書き換えたのでは、と。
ガナッシュさんの方を書き換えたのは辻褄合わせで、本命は衣服業者の人。業者の方には別のヴァリアー隊員が行って男子制服に書き換えたのだろう。

な、何やってんだ…!!

つかなんでんなことやったんだよ…。

「直ぐに女子制服を注文します」

『いえ、もう転入届けは出してしまったので男として転入する訳にはいきませんが、新しく買うのも…。正直に買い間違えたと言っておきます』

「しかし…」

『ベル達も多分、なにか考えがあってやったのだと思います。だから、あまり怒らないでやって下さい』

というか、理由無しだった場合僕が怒る。

そこまでいうなら、と下がったガナッシュさんにお休みなさいと挨拶し、電話を切った。

今日の夜はベルを問いたださないと…。

制服については置いておいて、僕は日用品の買い出しに行った。

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