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7。 ページ9

「あ、あの!!」
「えっ?」



放課後、私は帰り道を歩いている及川さんを全力で捕まえた。
またか、という表情の奥に、微かに別の感情が見えた気がする。それが何かは分からない。
ただ表面上は本当にびっくりしている。



「あの、聞いてもらっても、いいですか」
「え、うう、うん」
「私、及川さんが好きなんです」
「!?」



更に顔をひきつらせる及川さん。マジでびっくりしている。
しかし私は気にせずに言葉を吐いた。



「この1年間、ずっとずっと貴方のことが好きなんです。それこそ考えない日がないくらい。でも貴方は東京に行くって言うじゃないですか。……どうして、どうしてなんですか」
「……」
「フラれる覚悟で言ったんで、好きに言ってください、好きでも嫌いでも、言いたかっただけなので」



ばあっ、と全部言い切った。
一息だったせいか、肺が酸素を求めるように激しく息を吸う。
汗もだらだらだ。


及川さんはこんな状況、あったことはあるのだろうか。
もしかしたらあるかもしれない。
いきなり後輩にしか思ってない女子に、想いを吐かれたら。
フラれるに決まってる。そう思って固く目を閉じた。



「……俺は、君のこと嫌いじゃないよ」
「!」

8。→←ちょっと休憩。



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設定タグ:ハイキュー!! , 及川徹 , ひな丸   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ひな丸 | 作成日時:2016年4月29日 0時

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