過去と、秘密と、闇と、光と。 -２nd -

＃３７ ページ4

美門ｓｉｄｅ

まずは、涼川本人に会えなければ何も始まらない。


・・・まあ、俺達がなにか企んでるって気がついてるだろうけど。


普通に誘っては来ないだろう。という黒木の分析のもと、


俺がスマホで、脅しをかけて来させ、話し合いをするという方法に。


俺は早速、涼川に電話をかけた。


＜・・・はい。涼川です。＞


「ん、俺、美門だよ。」


＜・・・翼先輩？どうかしたんですか？＞


涼川の声が少し警戒している。


「俺らが探偵なの、知ってるでしょ？それに、やられっぱなしなんて、絶対しないことも。」


＜・・・それは脅しなの？この僕に、脅しをかけてるの？やっぱ、バカだね、君たちは。＞


涼川の口調が一気に変わる。


「いいの？そんな口聞いて。・・・涼川 怜和(すずかわ れお)くん。」


息を呑む音が聞こえる。


＜何が目的？こないだボコったことの謝罪？慰謝料？
言っとくけど、彩ちゃんは譲る気ないからね。それ以外なら何でも良いけど。＞


「違うよ。ただ話がしたいだけだ。今夜９時、〇〇公園で。」


＜・・・ほんと。何がしたいんだか。僕がのこのこ行くとでも思ってるの？＞


「ん、お前は絶対来る。アーヤに全部、話されたくないだろ？」


＜・・・・・めんどくさいね、君達は。分かった。今日の９時ね。それじゃ。＞



・・・一方的すぎんだろ。


画面には通話終了の文字が出ている。


「どうだった？」


「ばっちり。」


俺がOKサインをつくると、全員がホッとした表情になる。


「まずは順調だな。」


「バカ。まずはもなにも、次はもう本番だっつの。」


「うっせ。」


いつもの空気が流れ、その場が和む。


「・・・上手くいくと良いね。」


「・・・ん。」

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どうも、りぃなです！

さぁさぁ、クライマックスに差し掛かってきました！

彼らに訪れるのは、ハッピーエンドか、それとも？

それはおいといて。←

過去最高順位、１２０位に更新しました！！！

ほんっとうに、ありがとうございます！！！

ここ最近、ずっと１６４位だったから、ここで終わりかなって思ってたのに！！

嬉しすぎる！！

もうすぐで、このお話も終わってしまうかと思いますが、

最後まで見守ってくれると、幸いです。

よろしくおねがいします！！！

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