【歌い手】私が可愛いなんて本当に嘘ですよね?

＊ ページ14

.

＊まふ＊


ま「あっ、リンゴ飴あるよ」

『リンゴ飴?』

ま「美味しそう…」

『買う?』

ま「いや、大丈夫ですっ!」


周り始めるなり、最初に目につくのが定番のリンゴ飴

まふくんは食べたそうにしているが、私のまえでなのかわからないが

「大丈夫」という


『おじさんリンゴ飴ください』

私は一つ買い、まふくんにあげた

『はい、リンゴ飴食べたかったんでしょ?』

ま「え…だ、大丈夫です!」


無理に食べろとは言わない…まだ明日があるから

仕方なく私はリンゴ飴を食べながらん屋台を見て回る


ま「ここ段差ありますから、下駄気をつけてくださいね」

と、手を差しのべるまふくん

『ありがと』

気をつけながら、階段を昇る

浴衣だから少し歩きづらいなか、まふくんが支えてくれた




『疲れた…』

ま「そこのベンチいきませんか?」

『そうだね…』

私たちは人気のないベンチに座り、話をする

ま「A…僕じゃだめかな?」

『え』

ま「お願い、どうしても好きなのっ!」

『うん…でも』

ま「でもなに?」

『気持ちは嬉しいけど、今はまだこのままの関係で居たいんだ』

ま「そっか…」




寂しそうな顔をするまふくん

誰かを決める私も辛いけど、一番辛いのはまふくん達だよね

自分の気持ちを分かってもらえなくてもどかしいんだよね…

少しの罪悪感が生まれた、


そのあとは、わたがしやかき氷を食べて、

一日目は終了となった…

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す