35.早起きはなんとやらの得 ページ38
Aは目を覚ました。
頭がガンガンする。どうしてだろう。
その理由はベッドサイドのメモを読むと分かった。それには、簡単に昨日の経緯と水を飲むように、と書かれていた。この字はショッピのものだ。本当に彼には世話になっている。
窓からは陽光が一日の始まりを知らせている。一般的には起きるには少し早い時間だ。かといって再び眠れる気もしない。
とりあえず起きよう、とAは身支度を始める。
昨日のロボロとの議論をふまえて機械いじりをしたい気持ちはあるし普段ならそうしているだろうが、今に限れば頭が痛すぎて捗らないことは目に見えていた。
どうしようかな、考えながらふと窓の外を見た彼女の目にある人物が映る。
ひとらんらんだ。歩く先を見るに、彼が管理しているという花壇や畑に向かっているのだろう。
そういえば元気になったららんちゃんの育てている植物とかを見に行くって約束してたし、せっかくだからお手伝いでもしてみようか。簡単なことなら多分私でも出来るよね。そう思いAは部屋を出た。
庭に出て白い軍服に声をかける。
「おはよう、らんちゃん。」
ht「おはよう、A。早起きだね、昨日はちゃんと眠れた？」
「どうだろう、酔っちゃってあんまり覚えてない……。」
そう言うと少し怒られた。まぁもっともである。
「それよりらんちゃんこそ、いつもこの時間から活動してるの？」
ht「まぁこいつらの世話するからね。」
すごい。私は不規則に生きているから毎朝早起きして活動とか無理だ。
そう伝えると今度は苦笑された。
そのあと本来の目的を話して、らんちゃんの育てている動植物を見せてもらった。特に彼の1番の愛馬だという外道丸は本当に綺麗な毛並みをしていた。
ついでに手伝いもさせてもらった。もっとも非力な私に出来ることはそう多くなくて少し鍛える必要があるかもしれないと思った。
鍛えた方がいいかな、ひとりごとのつもりで言ったららんちゃんからロボロの前でそれ言わない方がいいよと返ってきた。曰く、ロボロさんは筋トレが趣味らしく絶対勧められる、と少しげんなりした顔で説明された。
-----------
設定出し尽くした感と見切り発車で大きな話の流れがもうないので、あとは描きたい場面の小話がたくさんのシリーズものみたいな形になりそう。要するに繋ぎが雑だったり話が飛び飛びだったりになるかも。落ちどうなるか私にも分からんけど今のところゾさんが強そうって思ってる。でもロを応援してる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 596人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツネキ - お話のつなぎ方、お上手ですね…。いいな…。私の場合、文章を書こうとしても話がコロコロと変わってしまって…。それプラス話の繋ぎ方がどうにも下手くそで、へんな文章が出来上がってしまうんですよね…。尊敬です…！！ (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 雪兎さん» 雪兎様、応援とご心配ありがとうございます。全然無理はしていないので大丈夫ですよ！拙い作品ではございますが、これからも楽しんでもらえると幸いです*^^* (2019年12月5日 23時) (レス) id: ce808de654 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - いつもいつもお疲れ様です。これからも頑張って下さいね！応援してます！あっ、無理は禁物ですからね！お体に気をつけて下さいね？ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こは | 作成日時：2019年11月23日 20時
