25.その男、彼女を知る ページ27
コネシマは焦っていた。
a国の兵士は決して強くはなかったけれど、どうやら数にものを言わせることにしたらしい。どこかと同盟を組んだのか、傭兵でも雇ったか。素人っぽいのもいるから徴兵したのかもしれない。
加えて、彼らの一部が持つ銃。威力、射程ともに強化されているらしいそれが厄介だった。
膠着状態、どちらかといえばやや押され気味。今の状況はそんな感じだ。今すぐにやられる訳では無いが、じわじわ消耗している。
応援を頼みたいところだが、話によるとどこも似たような感じらしい。一番危ないのは自分のところだが、他も応援にまで人は割けない。
はずだったのだが。
『こちらロボロっ！今Aさんと大先生がそっち向かってる！』
焦ったようなそんな報告が聞こえた。
状況はよく分からないものの、どうやら応援がくるらしい。あの女がどれくらいの戦力になるのかは分からないが。大丈夫だろうか。
まぁどちらにせよ、自分がやることは決まっている。少しでも敵を倒し、状況を打開するまで持ちこたえなければ。
コネシマは剣を構え直した。
しばらくたった頃、それはやってきた。
遠くからエンジン音が聞こえた。なにかが敵陣に打ち込まれたと思ったら、爆発した。真っ白い煙。よく分からないが煙幕の類か？エンジン音が止まって、代わりになにかが近づいてくる音。そして、
えげつない銃声。
途切れることのないそれは、次々と敵陣を赤く染め上げていく。
いや、驚いている場合ではない。自分の目の前にもまだ敵兵はいる。コネシマは剣を振るう。援護射撃が入る。えげつない方の銃声じゃなさそうだ、この感じは、鬱先生か？
そうしてどれほどやり合っただろう。コネシマが最後の1人を斬り捨てたのとほぼ同時に銃声は止んだ。いつの間にか煙は晴れていた。
「とりあえずこの辺りは殲滅しましたかね……コネシマさん、第一部隊の皆さん、大丈夫ですか？」
そう言って周囲を確認するAの周りには、空きマガジンが大量にばら撒かれていた。
kn「あ、ああ……俺は大丈夫や……。せや！他んとこは……！？」
鬱も駆け寄ってきた。一度3人でロボロに通信を繋ぎ状況確認。これからの動きを決める。
そして3人は健闘を祈りあい、別れてそれぞれ援護へと向かう。
「あの女の人誰ですか……？」
車に向かうAを見て、第一部隊の隊員がコネシマに訊く。
kn「……あいつはな、Aっていって、俺らの新しい仲間や！」
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戦闘描写(？)難しい
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ツネキ - お話のつなぎ方、お上手ですね…。いいな…。私の場合、文章を書こうとしても話がコロコロと変わってしまって…。それプラス話の繋ぎ方がどうにも下手くそで、へんな文章が出来上がってしまうんですよね…。尊敬です…！！ (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 雪兎さん» 雪兎様、応援とご心配ありがとうございます。全然無理はしていないので大丈夫ですよ！拙い作品ではございますが、これからも楽しんでもらえると幸いです*^^* (2019年12月5日 23時) (レス) id: ce808de654 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - いつもいつもお疲れ様です。これからも頑張って下さいね！応援してます！あっ、無理は禁物ですからね！お体に気をつけて下さいね？ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2019年11月23日 20時
